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Web版 Excel のエクスポートに CSV出力機能が追加された [Excel]

Web ブラウザーで使用する Web版の Microsoft 365(Office) で、3月13日に Excel のエクスポート機能に CSV出力 (ダウンロード) できる機能が追加されました。

これまでは、PCにインストールするデスクトップ版だけ可能でしたが、無料で使えるWeb版のExcel の、ファイル > エクスポートにPDF出力に加えて、新たにCSV出力が追加されていました。

Microsoft アカウントのサインインと、OneDrive上のファイルである必要がありますが、デスクトップ版の無い人も CSV出力が必要な人には便利になりますね。

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次期 Office 2024 の発売がされるようです [Office全般]

サブスクリプションの Microsoft 365 が主流になりつつありますが、 これまでと同様に買い切り版の新しいバージョンの Office 2024 が発売されるようです。
Office 2021 のときと同様に法人向けが先行して発売され、一般向けは9月末から10月初め頃に発売となるようです。

Microsoft、「Office 2024」を24年後半に発売、法人向けのみ最大10%の値上げ

Microsoft、「Office 2024」を今年後半にリリース ~サポート期間は5年
   ↑
上記ニュースにある画像の記事(英語)はこちらです。
Upcoming preview of Microsoft Office LTSC 2024


Windows版の Office 2016, Office 2019 は2025年10月にサポート終了予定、Mac版は既にサポートを終了しています。
現在販売中の Office 2021 の Windows版/Mac版は2026年10月でサポート終了になります。

サポートを終了した Office 2016、2019 などを新規/再インストールを行うとライセンス認証できず、アップグレードが必要と表示されるなどで使えなくなる場合があります。
これは、サポートされている製品に合わせて最新状態に更新されたものがダウンロードされるためで、現行の場合は Office 2021 または Microsoft 365 のライセンスが無いと認証できなくなるためです。
更新しないでそのまま使い続けることは可能となっていますが、セキュリティリスク面からは新しいバージョンにアップグレードするのがベストと思います。

サポート期限のあるプレインストールまたは買い切り版は、Office 2021 では発売時から5年間のサポートになっていますので、購入時期によってサブスクリプションの Microsoft 365 との比較、検討をされたほうが良いと思います。
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カーブした矢印図形の作成方法 [Word]

Word を使用して、カーブした矢印の図(画像) を作成する方法を紹介します。
挿入タブ → 図形 → ブロック矢印にある矢印: 下カーブを使用して、以下の手順でカーブした矢印の図にします。
コピー、貼り付けを繰り返し行うので、文書の何もない個所で行ようにしたほうが良いと思います。

(1) [挿入]タブ → 図形 → ブロック矢印の下カーブを選択してカーブ図形を作成します。
  [図形の書式]タブ → [文字列の折り返し]、または図の右横の[レイアウトオプション]で[前面]にして、[図形の塗りつぶし]で任意の色に、[図形の枠線]で枠線なしにします。
  矢印図の輪郭に色を付けたいときは、[図形の枠線]の色と太さを設定します。
  完成した矢印図に、[図の効果]の光彩で輪郭に色を付けることも可能です。
  図形の縦横サイズ、黄色の丸ハンドルで矢印サイズを変えて矢印の形を変更できます。
  カーブの矢印図形は、矢印のある側の半分を利用して、矢印の図 (画像) を作成します。

(2) 下カーブ図形をコピーして、[貼り付け] → 形式を選択して貼り付け → 図 (PNG) などの形式で画像として貼り付けて、 [図の形式]タブ → [トリミング]でトリミング可能にします。

(3) 図の左半分の不要な部分をトリミングします。
  トリミングの線が太いので、ズーム倍率を少し大きくしたほうが操作が楽です。
  図範囲を示す左側直線の中央部にカーソルを合わせると、┫の形にカーソルが変わるので、図形中央部位置までドラッグして右の矢印側の半分だけ残るようにトリミングします。

(4) トリミングした図をコピーして、再度図(画像)として貼り付けてカーブ矢印の図にします。
  トリミングで隠れた部分が削除された図になります。

(5) 下部下矢印の図として出来上がります。
  回転ハンドル、反転などで任意の向きの図にすることができます。
  図を右クリックして [図として保存]で、任意のフォルダーに図 (画像) として保存できます。

[挿入]タブ → 図形 → ブロック矢印を選択
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ブロック矢印の図形から円弧状にカーブした図(画像)を作成の手順
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Web上にも多くの矢印画像がありますが、①の図形でサイズと色設定を自由にでき、矢印周囲が透過できるので、⑤の図を右クリックして[図として保存]でピクチャーフォルダーに保存しておくことで他にも利用できます。

画像にカーブの矢印の図を重ねて配置した例 (矢印以外の部分は透過されて下の画像が見える)
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Word, Outlook で文字の入力・変換をする時に文字が見えなくなる現象 [Office全般]

Microsoft Office で日本語入力システムにジャストシステムの ATOK を使用の場合に、Word や Outlook で文字入力・変換をすると文字が見えなくなる現象が発生することがあるようです。

Microsoft Office は毎月更新が行われていますが、1月30日と2月1日にリリースされたバージョン 2401に更新されると、ATOKを使用している場合に、文字の入力・変換時に見えなくなる現象が起こるようです。
Microsoft IME を使用のときは、この現象は出ないようです。

Office の更新バージョンは、[ファイル]タブのアカウントのバージョン情報で確認できます。
※ バージョン xxxx (ビルド xxxxx.xxxxx ○○○) と表示されています。

この現象が出た場合の回避方法が、ジャストシステムから公開されました。
ATOKのバージョンごとの修正方法が、下記情報に書かれています。

WordやOutlookで、入力変換中の文字が見えなくなる

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図形の頂点の編集の不具合 (更新が原因?) [Word]

Word 2021 で図形を作成して、頂点の編集で図形を変形しようとすると、形状が崩れてしまう不具合が発生しています。

2月1に最新の更新バージョン 2401 へのアップデートがリリースされましたが、ブロック図形の矢印など、一部の図形で頂点の位置を変えると図形が大きく崩れます。
頂点の位置、頂点間の経路が図形に沿ったようになっていないので、頂点を動かすと変な図形になってしまいます。

1月9日に更新のバージョン 2312 に変えてみましたが、この時点でも不具合が起きていました。

最新の更新バージョン 2401 を適用すると、PowerPoint の [図形の結合] も問題が出て、フィードバックを送っておきました。

頂点の編集で問題になる図形と、問題のない図形の一部です。
問題の出る図形は、頂点位置と頂点間を結ぶ赤い線がおかしな状態になっています。

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Word 図形のブロック矢印を、頂点の編集で矢印部右端の頂点位置を変えた時の状態です。
バージョン 2401では図形が崩れてしまい、バージョン 2312 では頂点が二重に重なっているようで、矢印部分の頂点を移動しても図形は変わらず、塗りつぶしの色の無い頂点の移動になります。
重なった頂点のもう一方を移動すると、色の付いた図形の形が変わります。

zu240215-2.png

<関連の情報>
更新による不具合が発生(図形の結合) [PowerPoint]

--- 2023-3-17 追記 ---
3月4日と12日に更新がリリースされており、更新バージョン 2402 (ビルド 17328.20184 クイック実行) では、頂点間を結ぶ経路がバージョン 2312 と同じ状態に変わっていました。

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ブロック矢印のカーブ図形の頂点は、他の図形の頂点と違って二重、3重に頂点が重なっている個所もあるので、単に頂点位置を変えて図形の形を変えるようなことはできないようです。



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更新による不具合が発生(図形の結合) [PowerPoint]

1月30日と2月1日にOfficeの更新が行われて、バージョン 2401 に更新されましたが、PowerPoint の一部の図形の組み合わせで [図形の結合] に不具合が発生します。

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1月9日に更新のバージョン 2312 では正常に機能します。

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図形の結合は、複数図形の結合、切り出し、重なり部の抽出などを行う便利な機能です。
Windows 版の Microsoft 365、Office 2021 などでバージョン 2401 に更新されると、図のように抽出図形が崩れた図形になってしまいます。
Mac版では、バージョン 16.81 に更新で発生するようです。

使用される方は、ファイルのフィードバックから問題点のフィードバックを送って、修正を待つことになります。

使用頻度が多く修正を待てない場合は、最新の更新によるセキュリティは無効になりますが、以前の更新バージョンに戻すと正常動作になりますので、この方法で対処することになります。
更新バージョンを戻した場合は、[更新オプション] で自動更新を無効にしておき、下記の更新履歴を確認して最新に更新して修正されたか確認が必要になります。

[Office2016] Office 2016 または Office 365 ProPlus を以前のバージョンのクイック実行に戻す方法

*上記は Windows版の方法で Office 2016 と Microsoft 365 ProPlus となっていますが、現在の Microsoft 365、Office 2019, 2021 も更新可能です。

Microsoft 365 Appsへの更新のリリース情報

上記ページの左にある
 ・Windows Microsoft 365 Apps の更新の履歴 (日付順)
 ・Office for Mac の更新履歴 (Microsoft 365、2021)
 ・Office for Windows (永続的なバージョン) の Office LTSC 2021 と Office 2021 の更新プログラム
から、それぞれの更新バージョンの履歴を確認できます。

--- 2024-01-15 追加 ---
Office を更新することで、Word の図形の頂点の編集にも問題が出ていることが分かりました。

図形の頂点の編集の不具合 (更新が原因?) [Word]

--- 2024-03-17 追加 ---
3月4日と12日に更新がリリースされていて、どちらで修正が行われたか不明ですが、Office 2021 の更新バージョン 2402 (ビルド 10328.20184 クイック実行) で確認すると、「図形の結合」は正常に行われるようになっていました。
Word の頂点間を結ぶ経路も、以前の更新バージョン 2312 と同じに戻っていました。

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Microsoft Office の購入比較(購入時期によるコストとライセンスの比較) [Office全般]

Microsoft Office は大別して、個人/家庭向けと法人向けに、サブスクリプションの Microsoft 365 製品と買い切りの Office 2021、2019 といった永続ライセンスの製品があります。
個人/家庭向けの Officeは、マイクロソフト ストア、大手家電量販店などからPOSAカード版、またはダウンロード版の購入や、家電量販店、PCメーカー直販などでプレインストールされた Officeを購入できます。
法人向けの Office は、法人向けPCのプレインストール版、マイクロソフト ストアや認定されたパートナー企業から、サブスクリプションまたは買い切りの永続ライセンス版、ボリュームライセンスの Office 製品を購入できます。

Office を購入して使用するにはインターネット接続環境が必須で、長期のオフライン使用はできません。
オンラインで使用するとライセンスの再認証を行うよう要求されることがあります。
オフラインで長期間使用できる製品は、法人向けボリュームライセンスの Office LTSC 2021 だけとなっています。
一般法人で、個人/家庭向けの Office を購入して使用することは可能ですが、Microsoft アカウントが必要なため退職などで問題になるケースも見受けます。IT管理者が管理可能な法人向け製品の購入を推奨します。
ここでは、個人/家庭向けの Office の購入コスト、ライセンスについて扱いますので、法人向けは取り扱っている販売店に問い合わせてください。

個人/家庭向けの製品は、初回の使用時に Microsoftアカウントにライセンスが紐づけされるので、このアカウントが非常に重要になります。
アカウントを失念すると認証、再インストールができなくなり、最悪買い直しが必要になってきます。
別のアカウントや誤ったアカウントに紐づけした場合も、アカウントの変更はできないため注意が必要です。

個人向けとして販売されている Office 製品は、下表のようにサブスクリプションと永続ライセンスの Officeがあり、永続ライセンスの Officeは、買い切りで購入の2台まで使用できるパッケージ版/ダウンロード版と、購入PCに搭載のプレインストール版があります。
PCメーカー直販のカスタマイズで追加した Office は、購入したPCだけで使えるプレインストール版になります。

使用するPC台数、機能、サポート期限などに違いがあり、PCの購入、買い替え、追加購入などで Officeが必要な場合は、それぞれの違いを比べて購入したほうが、コスト的に得になることがあります。
アマゾンで販売の Microsoft 365 サブスクリプションは、毎年時期によって11~14%安く購入できるキャンペーンを行っていることがありますので、こういった機会を利用すれば更に安く購入することが可能になってきます。

個人/家庭向けの製品
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*サブスクリプション版:
 基本的に年単位で購入契約して、クレジットカードで支払う製品です。
 家電量販店などでPOSAカードを購入して使用も可能です。
 インストール台数の制限はなく、アクティブ化により5台まで同時使用可能です。
*プレインストール版:
 搭載されている Office は、販売店により表の( )内の価格を含む価格で販売されています。
 PCの一部という扱いで搭載PCのみで使用でき、他のPCでは使うことができません。
*パッケージ版/ダウンロード版:
 別途販売されている製品で、同一ユーザーが2台まで使えるライセンスです。
 PCの買い替えなどを行っても、2台以内であれば移行することも可能です。
 複数人での使用、2台以上で使用するときは、必要数だけライセンスの購入が必要になります。

Office の購入コストは、使用するPC台数と Office のタイプによって大きく変わってきます。
永続版 Officeは発売直後の購入であれば最長5年のサポートになりますが、PCの買い替え、追加を予定の場合は、プレインストール版よりパッケージ版/ダウンロード版のほうが得で、3台以上使用する場合やサポート期限が近い場合には、サブスクリプション版が購入コストを抑えるには有利と言えます。
*Office 2019以前は5年間のメインストリームサポートと、2年/5年間の延長サポート期間がありましたが、Office 2021はメインストリームサポートだけになっています。
 メインストリームサポート:機能修正およびセキュリティ更新、テクニカルサポート
 延長サポート:セキュリティ更新のみ
*サブスクリプションのみ使用できる新機能、クラウドファイルの容量、無償サポートなどの違いは除外しています。

Office搭載のプレインストールPC 2台を購入の場合は、別売りのパッケージ版/ダウンロード版を購入したほうが安く付きます。2台まで使用でき、かつ他のPCに移行も可能で、Office なしのPCにすれば上位性能のPCを購入も可能になります。

永続版を複数のユーザーまたは2台以上のPCで使用する場合は複数ライセンスの購入が必要です。
サポート期限の残り期間が短くなった時期の購入は、すぐに買い直しが必要になるため、サブスクリプション版を購入したほうが、同じ費用で3~4年使えるので購入コストを抑えることに繋がります。

例えば、同一のユーザーがPCの買い替え、追加購入などで、Office がプレインストールされたPCを2台購入すると、販売数の多い Personal や Home & Business でもOffice分は 44,000~60,000円になります。
この場合は 2台まで使用できるパッケージ版を購入したほうが、37,700~44,000円と安く済むことになり、サポート期限によってはサブスクリプション版のほうが有利になってきます。

使用ユーザーにより使用目的、使用台数、購入時期なども変わってきますので、各製品の違いを比較検討してから購入されるのが良いと思います。

<参考情報>
一般的な Office 製品の種類、特長、価格を参照できます。
個人/家庭向けのプランと価格
一般法人向けのプランと価格

永続ライセンスの Office 永久に使えるということでは無くサポート期限があり、サポート終了はリスクが高くなるので買い替えが必要になってきます。
ご存じですか? Office にはサポート期限があります


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文字や図形を重ねて作成する [Word]

Word文書を作成するとき、分かり易さや内容を補完する意味などで図や図形を挿入することがあると思います。
図や図形の挿入は、通常の文字列の他、図や図形同士を前面や背面に配置して、多重に配置することも可能です。
ここでは、通常の文字列と図およびテキストボックスを組み合わせ、重ねて表示するときの一例を示します。

① 本文に作成の文字列
 通常の文字列を本文に入力して、[文字の効果と体裁]機能で黒文字の文字輪郭の色と太さを設定しています。
 フォントはHG創英角ポップ体にしていますが、文字の輪郭を太くすると、その分だけ文字本体は細くなります。

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② テキストボックスの文字列
 同じフォント・サイズの黒文字と赤文字の2つのテキストボックスを作成して、赤文字文字の効果の文字の輪郭を太く設定しています。
 黒と赤の文字の2つのテキストボックスを重ねて配置するので、黒文字の太さは①のように文字本体は細くならずに縁取りのある袋文字になります。

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1つのテキストボックスで、文字の効果の光彩を使用して、上記に近い効果にすることも可能ですが、光彩は周囲の縁取りに濃淡の滲みが出ます。

③挿入に使用した図
 本例で使用する図は、景色の図、茶色と青色の鳥の3つの図です。
 本文に入力した文字列が図で隠れないように図は背面で挿入して、本文の文字が前面で見えるようにします。

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作成した状態

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通常のテキスト、図形およびテキストボックス、図(画像)の重ね合わせ
挿入した図および②のテキストボックスの文字列と、本文のテキストの配置については、[文字列の折り返し]で前面/背面の関係を個別に設定します。
背面に配置すると選択できなくなる場合がありますが、通常のテキスト以外のオブジェクトは、[図形の書式]タブまたは[図の形式]タブの[オブジェクトの選択と表示]で選択ウィンドウを表示して、順序を変更するだけで簡単に変えることができます。

図や図形オブジェクト同士の配置関係は、選択した図の名前が上側にあるのが前面側になり、[前面へ移動]/[背面へ移動]を指定するか、名前をドラッグして順序の移動で変更できます。
背面にある図や、込み入った図などの場合でも簡単に選択できる便利な機能で、複数の図や図形を選択したい場合は、[Ctrl]キーを押しながら図や図形オブジェクトの名前を選択します。

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オブジェクトの選択ウィンドウは、込み入った図形や重なった図形などを多用する方には、非常に便利な機能です。
作成したオブジェクトの選択、図形などの相互の前面/背面関係の変更、オブジェクトの表示/非表示などを利用して、作業効率を上げることができると思います。

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文字を縁取りした袋文字、中抜き文字を作成する方法 [Word]

Wordで入力する文字フォントは、標準、太字などと文字色を指定できますが、文字本体部分と輪郭部分を個別に指定できる [文字の効果と体裁] という機能があります。
一例として、下図の例のように、文字の輪郭をなしにすると細字の文字、輪郭部だけにすると中抜きされた文字、輪郭の色を変えて太さを太くすると、縁取りされた袋文字なります。

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文字本体と文字の輪郭部の設定は、文字範囲を選択して、[ホーム]タブの [文字の効果と体裁] から、文字の輪郭を選択して設定できます。
この機能を利用して、文字本体の色と輪郭の色、太さを変えたり、テキストボックスを用いて文字を重ねることで、文字周囲に縁取り色のある文字や、中抜きされた文字を作成することができます。

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[文字の効果と体裁] の詳細な設定は、太さ、実線/点線の [その他の線] から設定ウィンドウを表示して設定できます。影、反射、光彩のオプションからも設定ウィンドウを表示できます。
設定ウィンドウの上部に2つのアイコンがありますが、左が[文字の塗りつぶしと輪郭]の設定で、右が影、反射、光彩などの[文字の効果]の設定です。

[文字の効果と体裁]で文字の塗りつぶしと輪郭の色や太さを変えることで、タイトルなどの文字をデザインした文字にして、いわゆる袋文字や中抜き文字にして見栄えのする文字にできます。
※袋文字とは別名「縁取り文字」「アウトライン文字」とも呼ばれ、枠線のみで表現した文字のことで、枠線でテキストを袋のように囲むため「袋文字」と表現されます。
※中抜き文字とは、文字の内側の色が抜けている文字のことで、「抜けている」とは「色がない」、「色が違う」意味で、文字の内側が白や透明の文字を言います。

文字周囲の輪郭の縁取り方法は、下図例のようにいくつかの方法がありますので、文字サイズ、色設定、輪郭の幅などによって適当な方法で作成すると良いでしょう。

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①文字輪郭の色と太さを指定
 通常の黒文字に、[文字の効果と体裁] の [文字の輪郭] で、輪郭の色と太さを指定します。
 輪郭の線を太くすると、文字本体部分が細くなります。
②通常文字に光彩で色とサイズを指定
 通常の黒文字に、[文字の効果と体裁] の [光彩] で文字周囲に色と幅を指定します。
 光彩で文字周囲に色付けなので、外側ほど輪郭の色が色が薄くなります。
③文字の輪郭線を二重線にして色を指定
 通常の黄色文字に、[文字の効果と体裁] の [文字の輪郭] で、輪郭の色と輪郭線を二重線で指定します。
④テキストボックスの文字重ね(二重)
 テキストボックスに文字を入力し、コピー/貼り付けで同じものを作成し、輪郭用にするテキストボックスの文字を、[文字の効果と体裁] の [文字の輪郭] で文字色および輪郭の色と太さを設定します。
 輪郭用のテキストボックスを背面側にして、二つのテキストボックスを重ねて配置して作成します。
⑤テキストボックスの文字重ね(三重)
 方法は④と同じで、文字入力したテキストボックスのコピーを2個作成して、輪郭用にする二つのテキストボックスの文字の色と輪郭の色、太さを変えて、テキストボックスを三重に重ねて作成します。
 これにより、複数の色で輪郭が縁取りされた文字になる。
⑥文字の効果と体裁にあるワードアート文字と同様のデザイン文字
 テキストボックスを使わないで、通常に入力する文字で作成ができ、ワードアートで作成のときはテキストボックス内に作成される違いがあります。
 文字パターンにより、影、反射などの文字効果が設定されていますが、[文字の効果と体裁] のその他のオプションで任意に設定可能です。

テキストボックスの二重重ね、三重重ねによる方法は、文字本体を作成したテキストボックスをコピーして、輪郭をにする縁取りするテキストボックスの文字色と輪郭の色を同じ色にして、輪郭の太さを太く作成します。
作成したテキストボックスの文字が前面側で、輪郭にする文字が背面側になるようにして、同じ位置に重ねて配置すると縁取りされた輪郭のある文字になります。
ページの背景に色がある時と無い時によって、文字色や輪郭の色を見やすい色に設定するようにします。

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編集画面上では重ねたテキストボックスは背面側を選択できなくなるため、背面側の文字編集を行うときは、[ホーム]タブの編集の[選択] または[図形の書式]タブの配置にある[オブジェクトの選択と表示]で選択ウィンドウを表示しておきます。
重ねたテキストボックスの編集対象以外のテキストボックスの、名前の右のある目のアイコンのクリックで表示/非表示にできるので、一時的に前面側を非表示にして行うと、背面側のテキストボックスの編集が簡単にできます。

選択ウィンドウには、図形、図、テキストボックスなどのオブジェクト名が表示され、上側にある名前のオブジェクトが前面側の配置になっています。
選択ウィンドウのオブジェクトの名前は変更可能で、ドラッグまたは[∨][∧]で位置を移動すると、オブジェクト同士の前面、背面の関係を変えることもできます。

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非表示にしたオブジェクトは目アイコンに斜線が付いて、図は三重重ねしたテキストボックスの一つだけを表示する状態を示します。

最後に、テキストボックスの文字列の折り返しは[前面]または[背面]で作成するので、文書の編集で段落行が増減した時に、レイアウトオプションでテキストボックス位置のいずれかを、必要に応じて設定しておきます。
テキストボックスや図を選択すると、右に[レイアウトオプション]が表示されて設定することができます。
 文字列と一緒に移動する・・・編集でオブジェクトより前の行が増減したときに、オブジェクトも一緒に移動します。
 ページ上の位置を固定・・・通常の文字列行の増減に関係なく、ページ上の位置を固定します。
[図形の書式]タブ、[図の形式]タブの配置にある [配置]の[その他のレイアウトオプション]からも設定できます。

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以上のように、文字の効果と体裁で文字と輪郭の設定や、テキストボックス文字の重ね合わせなどで、文字を縁取りした袋文字や中抜きした文字を簡単に作成することができます。

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はがき宛名面の作成で背景画像が表示されない時の対応 [Word]

Wordの[差し込み文書] > [はがき印刷] > [宛名面の作成]で、はがき宛名面印刷ウィザードの「背景にはがきを表示する」のチェックありの状態で作成した時に、宛名面の背景画像や郵便番号枠などが表示されず、白紙のはがきに宛名人や差出人の住所、姓名のフィールド枠に文字だけの表示となってしまう方がいるようです。

■はがき宛名面を作成する手順
はがき宛名面を作成するには、事前に宛名の住所、姓名、郵便番号などの差し込みデータを用意しておきます。

はがきの宛名面を作成する方法は以下にありますので参考になると思います。
Word ではがきの宛名を作成する方法

(1) はがき宛名面の作成
差し込み文書 > はがき印刷 > 宛名面の作成を指定します。

zu231026-1.png
 図1 はがき印刷ー宛名面の作成

(2) 背景画像を表示する設定
はがき宛名面印刷ウィザードの「はがきの種類を選択」ステップで、はがきの種類を選択して、「背景にはがきを表示する」のチェックを入れておきます。

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 図2 はがき宛名面印刷ウィザードーはがきの種類選択

(3) はがき宛名面印刷データの表示
ウィザードの全ステップがを終了すると、正常な時は下図の左のように、郵便番号枠やはがきの背景画像が表示されます。
通常は左のような宛名面の画面が表示されますが、背景が表示されない時は右のような状態になり、差し込みされた住所や姓名などの差し込みフィールドの文字だけの表示になります。

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 図3 はがき宛名面の背景画像ありと背景画像なしの例

背景の画像や郵便番号枠などは、ヘッダーページにはがきサイズ大のテキストボックス内に画像を挿入した状態で作成されています。
Word 2007/2010などの以前のバージョンで発生する場合は、Wordのオプションの表示にある常に画面に表示する編集記号の「隠し文字」にチェックを入れると背景の画像が表示されるようですが、Word 2013 以降の新しいバージョンでは隠し文字のチェックの有無は関係しないようです。(Word 2021でチェックをオフにしても、背景画像は消えませんでした)

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 図4 オプションの隠し文字の設定

■はがきの背景画像を表示するには
新しいバージョンのはがき宛名面の作成で、はがきの背景画像が表示されない現象が発生した場合、Wordの標準テンプレートファイル Normal.dotm を再作成すると表示される可能性があるようです。
あくまで可能性で、手元の環境 (Word 2013~2021) では起きたことが無いので未確認ですが、簡単に確認できることと、標準テンプレートファイルは元の状態に戻すことも簡単なので、現象が出た時は試して見てはどうでしょうか。

標準テンプレートのあるフォルダーパスの AppData は隠しフォルダーになっているので、隠しフォルダー、隠しファイルを表示する設定にしてから行います。
以下 Windows 11を例にしていますが、Windows 10 のエクスプローラーでは、[表示]タブのリボンメニューにオプション、ファイル名拡張子、隠しファイルの設定があります。

(1) エクスプローラーの表示方法を設定する
エクスプローラーのメニュー右端の[・・・] でオプションを選択して、フォルダー オプションの[表示]の詳細設定で、隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する設定にします。

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 図5 隠しファイル、隠しフォルダーの表示設定

(2) ファイル名拡張子と、隠しファイルを表示に設定
エクスプローラーの[表示]メニューの表示で、ファイル名の拡張子および隠しファイルを表示するように、チェックありの状態にします。

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 図6 隠しファイルの表示設定

(3) 標準テンプレートファイル Normal.dotm の名前の変更または削除
Wordを終了状態にして、エクスプローラーを起動し、アドレスバーに下記を直接入力またはコピーして貼り付けするか、エクスプローラーの左ペインで C:\ > ユーザー > ユーザー名 > AppData > Roaming > Microsoft > Templates の順にフォルダーを選択してNormal.dotmテンプレートファイルを表示し、ファイル名を変更または削除をします。
下記のユーザーは Users でも可で、<ユーザー名>は使用ユーザー名としてください。
 ・C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates
  または
 ・C:¥Users¥%Username%AppData¥Roaming¥Microsoft¥Templates

zu231026-7.png
 図7 エクスプローラーで Normal.dotm テンプレートファイルを表示して変更または削除

(4) はがき印刷で背景画像が表示されるか再確認
Word を起動すると、新たに初期状態の Normal.dotm が作成されるので、はがき宛名面の作成を再度行って、背景画像が表示されるか再確認します。
表示される場合は、標準テンプレートファイル Normal.dotm の破損が原因と考えられます。

はがき宛名面の表示に変化が見られない時は、テンプレートファイル以外の原因ということになります。
テンプレートファイルの名前変更をした場合は、Wordの再起動で新らたに作成された Normal.dotmを削除して、名前を変更した名前を元のNormal.dotmに戻すことで、テンプレートファイルを元の状態に戻すことができます。

<関連の情報>
Word の動作に問題があるときの対処方法 (Normal.dotm テンプレートファイル名の変更方法)

下記コミュニティフォーラムでいろいろ行なってもらいましたが、この時点では原因不明のため未解決で、テンプレートファイルの再作成までは行なっていません。
2019ワード年賀状の背景が表示しない。

はがき宛名面が起動しないときの対処方法は以下にあります。
Wordのはがき宛名面印刷ウィザードが起動しない

Wordのはがき宛名印刷で、差出人の郵便番号が重なって表示される現象と対処方法

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Windows 11のペイントにレイヤーと透過機能が追加された [Windows]

久しぶりにWindows 11 のペイントを起動してみました。メニューの一部が変わっていて、レイヤー機能と透過機能、背景の削除のほか、ダーク/ライトのテーマ表示が追加更新されていました。
従来のバージョンではレイヤーと透過機能が無いので、ピクセル単位で何らかの色が設定されましたが、透過や背景の削除機能が追加されたことで、市松模様(チェッカーボード)で透明部分が表示されるようになっています。

これに伴って、リボンメニューも一部の機能が変更されています。
 ・リボンにあった[貼り付け]アイコンが、[選択]アイコンに変更されている。
 ・[貼り付け]、[切り取り]、[コピー]機能が、追加された[編集]タブに変わっている。
 ・リボンに[背景の削除]、[レイヤー]アイコンが追加された。
 ・[消しゴム]を使うと、指定されたピクセルは透明色に変わる。
  選択の[透明の選択]は従来と同じに使える。
 ・画面右上に[設定]アイコンが追加されて、表示テーマの色をライト、ダークに選択とバージョン番号が表示される。

レイヤー機能と透過機能を使って、複数の画像を重ねて編集できるようになったのは便利ですが、保存するとレイヤーは失われて、再度開くと単なる画像になります。
[消しゴム]で透明化する場合、線の幅の最小が4pxになっているので、これより狭い個所の透明化はできないため、4pxで透明化したあとに、必要部分の再描画が必要になります。
レイヤーと透過機能の追加によって、透明色と色1、色2の扱い方を考える必要が出てきます。
更新によって一部のメニュー配置などが変わっていますが、レイヤーを使わない場合は従来と同じ使い方ができます。

231031-1.png
 変更前のペイント画面 (バージョン 11.2308.17.0以前)

231031-2.png
 更新後のペイント画面で、現状はバージョン 11.2309.28.0

赤枠の個所が、変更・追加になっている機能部分で、レイヤー、背景の削除、、消しゴムなどで透過可能になっている。
上記の図は、レイヤーごとに読み込んだ人とドアの2つの画像のうち、人の周囲を透明にして表示した例です。
ファイルに保存するときは既定で下記画面が表示され、保存した画像はフラット化されてレイヤーと透明化のない単なる画像として保存されます。

231031-3.png
 保存時の確認画面

[ファイル]タブの変更内容
以前[貼り付け]にあったインポートは、[キャンバスにインポート]に変更された。

231031-4.png
 更新後と更新前の[ファイル]タブのメニュー

[編集]タブの追加
リボンにあった[貼り付け]が[選択]機能に入れ替わり、切り取り、コピー機能と共に、追加された[編集]タブのメニューに位置が変わっている。
キャンバスに貼り付けた画像イメージを選択、削除すると、削除された領域の色は透明色になります。(以前は色2となった範囲です)

231031-5.png
 更新で追加された[編集]タブ

[設定]機能
以前のペイントの[ファイル] > [ペイントについて]はバージョンの表示だけでしたが、更新後は右上に[設定]アイコンが追加され、バージョンの表示とライト/ダークのテーマ表示が可能となっている。

231031-7.png
 設定アイコン選択画面

231031-6.png
 ダーク表示にした時の画面 (ライトは最初に示した薄いグレー基調の画面)

<関連の情報>
Windows 11のペイントがレイヤーに対応。透過処理も可能に
以前のペイントを Windows 11 で使う


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単体パッケージ版の Officeアプリを2台目のパソコンに追加インストールする [Office全般]

Microsoft Office製品は、購入後の初回の設定を行うと、使用したMicrosoftアカウントにライセンスが紐づけされて、再インストールや2台目のパソコンに追加したいときは、通常は紐づけされているMicrosoftアカウントでサインインし、サービスとサブスクリプションのインストールから行えるようになっています。

zu231017-4.png

パッケージ版のOfficeと単体版のOfficeアプリなど、複数の製品を同じMicrosoftアカウントで設定した場合は、下図のようなサービスとサブスクリプションに購入した複数の製品が表示され、該当製品のインストールから再インストールや追加インストールが可能になっています。

zu231017-1.png

図は同じ Microsoft アカウントで、Microsoft 365、Office 2021、Office 2019 の3製品を設定した例です。

再インストールや2台目への追加、別PCへの移行などを行いたい場合の手順は、以下のように説明されています。
POSAパッケージ版となっていますが、単体版のアプリやプレインストール版(同じPCへの再インストールのみ) も同様にできます。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法

注) 一つのアカウントに同じ製品を複数登録すると、どれをどのパソコンにインストールしたか識別できなくなるので要注意です。
Office 2021と2019などの製品バージョン名や、Personal と Home & Business などのエディション名が違う場合は、同じアカウントでも大丈夫ですが、製品バージョン名とエディション名が同じ場合は別アカウントにしておかないと、再インストール時にトラブルが起きることがあります。
※サブスクリプションの Microsoft 365 のように、使用デバイスとOffice製品の関連付けを識別する機能が無いため、ライセンス認証でエラーや使用台数エラーが発生したりします。

初めに示した図のように、統合パッケージ版のOfficeと単体購入のOfficeアプリを、同じMicrosoftアカウントに登録してある時に、単体のExcelを2台目のパソコンに追加インストールしようとした時に、正しい手順で行っているにも関わらず、選択した製品とは異なる製品がインストールされるといった現象が発生することがあるようです。

Microsoftアカウントに登録の製品は、統合版と単体版の異なる製品なので、同じアカウントへの登録でも問題なく、通常であれば前述のサービスとサブスクリプションのインストールから、該当製品をインストールすれば良いはずですが、単体版のExcel 2021を選択してインストールから行うと、同じアカウントにある統合パッケージ版のOffice 2021がインストールされてしまうといったような現象になることがあるようです。

このような現象になる場合は、サービスとサブスクリプションからのインストールの他に、インストールされたOffice のアプリを起動して、[ファイル]タブのアカウントの製品情報にある [ライセンスの切り替え] または [ライセンスの変更] から行うと、単体版のアプリの選択、インストールすることができるようなので、この方法で行って見ると良いかもしれません。

zu231017-2.png

zu231017-3.png

<関連情報>
エクセル単体版のインストールについて

手順に従ってインストールを行ってもトラブルが発生する場合は、Microsoft のサポート窓口まで問い合わせれば、対応して貰えるようです。
Windows のすべてのアプリにある「問い合わせ」、または Webからのサポートへの問い合わせのどちらも同じ手順で、いくつかの質問に答えてチャットまたは電話による問い合わせになります。
電話によるサポートの場合は、コールバックとなっていて、指定した電話番号に返信があるので非通知設定は無しで待ちます。
通常は数分後に掛かってきて、自動音声でガイダンスが案内されるので、指示された番号を押すとオペレーターに繋がって話ができます。
サブスクリプション版の Microsoft 365 は無償サポートでリモートのサポートもあるようですが、永続版の場合は状況によって有償(¥3,000-)になることがあります。
サポートが終了している製品の場合は、マイクロソフトコミュニティを案内されて、サポートを受けられないことがあります。

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プレインストール版 Office 2019 のストア版の再インストールサービスが終了 [Office全般]

購入PCに搭載されたプレインストール版の Office 2019 は、インストール形式がクイック実行版Microsoft Store のストアアプリ版の 2種類があります。
発売後 5年間のメイン ストリーム サポート期間が10月10日で終了となり、Windows 向けはセキュリティ更新だけが行われる 2年間の延長サポート期間に入りました。
延長サポートの期限は 2025年10月14日となっています。

ご存じですか? Office にはサポート期限があります

Mac で使用の場合は延長サポートは無いため、10月10日でサポート終了になっています。

Office 2019 for Mac のサポート終了

これに伴って、Microsoft ストアからのストアアプリ版の再インストール サービスも終了となっています。
下記の、個人用または企業向けカテゴリの、セットアップ前の「Microsoft Store アプリ版とクイック実行版の違いについて教えてください。」という個所に、” (*現在、Microsoft Store アプリでは、このバージョンの Office アプリの再インストール サービスが提供されなくなりました。)” と書かれています。

プレインストールされている Office についてよく寄せられる質問

※Microsoft ストアのライブラリから再インストールを行おうとしても、Office 2019 は無くなっていると思います。
※あまり目立たないので、殆どの人は気が付かないと思います。

再インストールが必要になった場合は、Office が関連付けされている初回使用の Microsoft アカウントで、サービスとサブスクリプションにサインインして、Microsoft の Web サイトからクイック実行版の Office 2019 の再インストールが必要になっています。

サービスとサブスクリプション

お使いの Office アプリが、ストアアプリ版かクイック実行版かは、Office のアプリを起動して、[ファイル] > アカウントで [バージョン情報] ボタン右横の、バージョンとビルド番号の最後にある表示が Microsoft Store かクイック実行かで判断できます。

 製品情報の xxxxx のバージョン情報に表示されている
 バージョン xxxx (ビルド xxxxx.xxxxx 〇〇〇) ← 〇〇〇の部分です。

クイック実行版の Officeの再インストール方法は、以下に書かれています。
POSA パッケージ製品となっていますが、プレインストール版も同じ手順で再インストール可能です。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法


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検索・置換する時の検索オプションの既定の設定を変更する [Word]

Word の検索→高度な検索や、置換を行なおうとした時に、検索オプションの「あいまい検索(日)」のチェックボックスは、既定でチェックが入るようになっています。
検索オプションのチェックを外しても、次回起動した時にまたチェックが付いて、毎回検索オプションでチェックを外して検索や置換をするのも煩わしいと思う人もいると思います。
実は既定でチェックがオンになっている「あいまい検索(日)」のチェックは、既定のチェックをオフにすることが簡単にできるようになっています。

検索オプションの既定の設定を変更するには、表示タブの [ナビゲーション ウィンドウ] にチェック入れて、ナビゲーション ウィンドウを表示して、ナビゲーションの検索ボックスでオプションを選択して、検索オプションを表示します。

ナビゲーションの検索オプションにある検索条件の設定は、検索や置換のダイアログボックスのオプションと同じ設定項目になっていて、[既定に設定] ボタンがあり、高度の検索や置換のダイアログボックスの検索オプションに反映されるようになっているので、[既定に設定] をすることで、常にあいまい検索(日)のチェックをオフの状態に設定を変更することができます。
※「あいまい検索」以外の既定の設定を変更することも可能です。

■ 高度の検索、置換の検索オプションの初期の既定の設定状態
1. 高度な検索または置換を選択
[ホーム]タブで編集の [検索|▾] → [高度な検索]、または [置換] を選択します。
zu231015-1.png

2. 検索と置換ダイアログボックスの検索オプションの既定(デフォルト)の状態
検索と置換ダイアログボックスが表示され、[オプション>>] で検索オプションを表示すると、「あいまい検索(日)」のチェックがオン状態になっています。(図は高度な検索の場合)
zu231015-2.png

■ 検索オプションの「あいまい検索(日)」のチェックボックスの 既定を変更する手順

1. ナビゲーション ウィンドウを表示する
[Ctrl]+F キーまたは [ホーム]タブ → 編集の [検索]を選択、または [表示]タブ → 表示の [ナビゲーション ウィンドウ] にチェックを入れ、ナビゲーション ウィンドウを表示して、検索ボックス右端の個所でクリックして [オプション] を選択します。
zu231015-3.png

2. 「あいまい検索(日)」のチェック オフの状態を [既定に設定] する
ナビゲーションの検索オプションが表示されるので、「あいまい検索(日)」のチェックをオフにして、[既定に設定] ボタンを指定します。
zu231015-4.png

3. 確認メッセージを既定の設定を確定する
確認メッセージ表示されるので [OK] とすることで、「あいまい検索(日)」のチェックがオフの状態が既定になります。
zu231015-5.png

4. 高度な検索と置換の設定を確認する
既定の設定を実行後、検索の[高度な検索]、[置換]ダイアログボックスで [オプション] を表示すると、「あいまい検索(日)」のチェックがオフになっていることが確認できます。
Word を終了して、次回にWord を起動したときにも、高度な検索、置換の検索オプションの「あいまい検索(日)」のチェックはオフの状態が既定になります。
ナビゲーションの検索オプションの設定が、高度な検索や置換の検索オプションに反映される仕様になっているようです。
※個人的には、どちらからも設定できるようにしておけば良いのにと思いました(^^);

下図は、既定の設定を変更後に一旦 Word を終了して再度起動したときの検索オプションの状態です。
zu231015-6.png

<備考>
この設定は Word 2010 以降のバージョンで使用できます。
ただし、Office 2013 以前のバージョンはサポートが終了して、セキュリティリスクが高くなっていますので、インターネット接続での使用は極力避けるようご注意ください。

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Office統合パッケージ版や単体版の再インストールができない場合の対処方法 [Office全般]

使用している Office 製品に何らかの問題が発生して、再インストールが必要になった場合、通常は下記の情報にあるように、ライセンスが紐づけされている Microsoft アカウントでサインインして、該当製品のインストールから再インストールとなってきます。
ライセンスが紐づけされているアカウントは、初回のインストールで使用した Microsoftアカウントです。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法

Office 2016 POSA/パッケージ製品の再インストール方法

Microsoft のコミュニティを参照していると、上記の手順通りに行っても、正常にインストールができなかったり、違う製品がインストールされてしまうといった情報を最近見最近ます。

powerpoint2021をインストールしようとしてもSetup.exeが起動しない。

PCが壊れたので新しいPCにoffice2019 再インストールしようとしているが、365のインストール画面になり2019をインストールできない。

このような現象となる場合は、該当製品のインストールで、[その他のオプション]からオフライン インストーラーを入手して、インストーラーの 32ビット版の Setup32.exe、または64ビット版の Setup64.exe を実行で、インストールできることあるようなので、参考になればと思い記事にしました。

Office オフライン インストーラーを使用する

Microsoft Office は、サブスクリプションの Microsoft 365 製品、買い切りの永続版の Office 統合版や単体製品、PCにプレインストールの Office 製品や、個人向け、法人向けでプロダクトキーカード添付ありや、デジタルプロダクトキーとなってキーカード添付なしのなど他、初回や再インストール、複数台へのインストール手順も違っていたりと、初心者には複雑で理解が難しいこともあるような気がします。

インストールに関するサポート情報を見ると、殆どの製品がグローバルで多くの国で販売されているので、機械翻訳の精度が向上しているとはいえ、日本語化された情報では Microsoft が推奨している Microsoft 365 の表記の説明になっている情報に変わってきているようで、永続版の利用者が混乱する原因になっていることもあるかと思います。
※実際のインストールでは、Microsoft 365 と書かれていても、永続版の Office の時は永続版がインストールされます。

ユーザーが必ず行うインストール/再インストールに関するサポート情報は、日本で販売されている製品別にして、分り易い記述で提供して貰えると、誰もが混乱を招かないで問題解決につながると思うのですが・・・
プレインストール版は、多くの PCメーカーがサポート情報を提供していて分かり易いと思いますが、買い切りのパッケージ版/ダウンロード版も同様に明確になると、手順を誤ったりすることも少なくなるのではということです。

問題が発生してうまくいかないようなときは、使用環境や問題となっている状況が分かるように具体的にして、早めに Microsoft コミュニティや Microsoft のサポート窓口に問い合わせて、相談されることをお勧めします。

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表のセルに特定の文字列がある時、該当セルを含む行を一括で削除する [Word]

Wordの検索・置換機能を使って、表内にある特定の文字列を含む表の行を削除したいという内容です。
通常の本文に入力された文字列の行を置換で削除する方法と、表のセルにある検索文字を含む行をマクロで一括削除する方法が、Microsoft コミュニティにありましたので、参考になると思い記事の参考にさせて頂きました。

表のセル内に入力された文字列の最後には段落(改行)記号が表示されますが、[ホーム]タブの段落グループで [編集記号の表示/非表示]をオンにして段落記号を表示すると、表以外の本文個所で入力した文字列の段落記号と、表内のセルや表の右外にある段落記号の形が少し違っています。
前者はL字型に矢印、後者はL字型の片側が鍵型と矢印になっています。

文字列の検索・置換機能を使用して検索した時に、本文領域に入力した段落記号を含む文字列の検索・置換は可能ですが、表のセル内に使用される形の違う段落記号を含む文字列は、検索および置換の検索機能では検索ができません。

本文に入力されている行を、置換機能により一括で削除する例
特定の文字の入った行を削除したい - Microsoft コミュニティ

表以外の個所の文字列を一括で検索、置換、削除の場合は可能ですが、表の場合は形の違う段落記号によって検索が不可となって、セル内に特定の文字列のある行の置換や削除といったことができないません。
高度な検索・置換の検索を行うと、「一致する項目はありません」または「完了しました。0個の項目を置換しました。」などと返されてきます。
※検索できる改行と、表にある検索できない改行の形の違いは、最後のリンク情報の回答に書かれています。

段落記号を除いた文字列だけにして、ナビゲーションの検索または高度な検索や置換の[次を検索]で文字列は検索可能ですが、表のセルの該当する行を1行ごとに削除操作の繰り返しが必要となるため、大量に表があるような場合は手間もかかって面倒です。

現状、不要になった文字列のあるセルを含む表の行を一括で削除するには、マクロで処理するしか方法がありません。

表に入力された特定文字列のあるセルを含む行を一括で削除する例
以下は、Microsoft コミュニティに寄せられた質問と回答に、検索・置換では検索できない段落記号の違いと、マクロにより一括で検索・行削除をする情報があります。

表が大量に存在するWord文章にて、特定の文字を含む表の行ごと削除したい - Microsoft コミュニティ


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Excel 2013 でファイルを開くことができない不具合 [Excel]

この1週間ほど前あたり前からですが、Excel 2013 の利用者より、デスクトップやエクスプローラーで表示の Excel ファイルから、ファイルを開くことができないという質問が、マイクロソフトのコミュニティに寄せられています。

Office 2013 製品はサポートが終了した製品ですが、終了した後に緊急の更新がリリースされていますが、最終的な更新プログラムを適用すると、ファイルから開くことができなくなるようです。
先に Excel を起動してから、ファイル > 開くで開く場合は、開けるようです。

対処方法としては、Office 2013 を以前の更新バージョンにロールバックすることで、ファイルから開くことができるようになるようです。
ただし、緊急で配信されたセキュリティ更新は適用されませんので、セキュリティ上のリスクが発生します。

サポートも終了していることから、これを機会に新しいバージョンに移行を検討されたほうが良いかもしれません。

Office 2013 のサポート終了

Microsoft コミュニティに寄せられた質問の例
Excel2013のファイルが急にエクスプローラから開けなくなりました。
「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」のメッセージでEXCELを再インストールしましたがファイルが開きません。

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テキストボックスのサイズを変えずに文字サイズを自動調整(拡大/縮小)は可能か? [Office全般]

Office の Excel や Word アプリで、挿入したテキストボックスのサイズを超える文字を入力した時に、テキストボックスのサイズを変えないで、テキストボックスの枠内に文字が収まるように、自動的に文字の縮小または拡大ができるかという内容です。
結論としては、Excelや Word では、自動で文字の縮小や拡大することはできないようです。

[ホーム]タブのフォントに [フォントサイズの拡大] と [フォントサイズの縮小] の機能がありますので、文字列を選択してこの指定を複数回指定することで、文字サイズを拡大/縮小することは可能です。
最後に記載していますが、Office の一部のエディションと単体版のPublisher (パブリッシャー) には、文字を枠内に収める機能があります。

テキストボックスの書式設定
テキストボックスを挿入すると、リボンに [図形の書式]タブが表示されます。
図形のスタイルの [図形の書式設定]ダイアログ、またはテキストボックスを右クリックして [図形の書式設定]を選択すると、図形の書式設定ウィンドウが表示され、図形のオプションまたは文字のオプションの [レイアウトとプロパティ] でテキストボックスを選択します。
テキストボックスに対しての文字配置、余白設定、文字の折り返しといった設定があります。

●テキストに合わせて図形のサイズを調整する
 文字に合わせてテキストボックスのサイズを調整する機能です。
 オンにすると文字に合わせてテキストボックスのサイズが変わります。
●図形内でテキストを折り返す
 文字が長い場合に、テキストボックス内で文字を折り返しする機能です。
●テキストを図形からはみ出して表示する・・・Excel にある設定で Word にはありません。
 Excelでは、図形内でテキストを折り返す設定と連動して文字を表示します。
 はみ出して表示するがオンの時に、折り返すがオンの時はテキストボックスから下にはみ出す文字、オフの時は右にはみ出す文字も表示されます。
 はみ出して表示するがオフの時は、テキストボックスに収まる文字だけが表示されます。
 Word では、文字を折り返して表示するか、テキストボックスサイズを変更しての表示になります。

zu230911-1.png

[図形の書式]タブのワードアートのスタイルにある [文字の効果]
一般的にはワードアートの影、反射、光彩、3-D回転、変形などに使用することが多いと思いますが、変形の形状の [四角] でテキストボックス内の文字サイズを変えることができます。
ただし、元の文字フォントの縦横比が変化した文字になってしまうので、限定された用途での使用となってくると思います。

zu230911-2.png


以下は、Excel および Word で試した内容です。

Excel の場合
以下の例のように、元のテキストボックスのサイズを変えずに、テキストボックスの枠内に文字を自動で収める機能はありません。

① 文字を折り返して下にはみ出して表示がオンまたはオフの場合に、ワードアートスタイルの[文字の効果]の変形で [四角]を指定した場合の例です。
 文字全体を選択して[四角]を指定した時は、テキストボックスに収まる形で文字が表示され、確定すると先頭行だけの表示となって文字も縦長になります。

②文字の折り返しなしで右にはみ出して表示の場合に、ワードアートスタイルの[文字の効果]の変形で [四角]を指定した場合の例で、文字が縦長になります。

③文字の折り返しなしで右にはみ出して表示の場合に、フォントの[文字サイズの縮小]を指定した例です。

④フォントの [文字サイズの縮小] を複数回指定した例です。
 文字をはみ出して表示するがオンまたはオフによって、表示される文字範囲が変わります。

⑤テキストに合わせて図形のサイズを調整をオンにした場合の例で、テキストボックスのサイズが変更されます。

⑥テキストを図形からはみ出して表示するの指定で、テキストボックスのサイズを変えても、文字はテキストボックスからはみ出して表示される例です。

⑦テキストを図形内で折り返す設定で、テキストを図形のサイズに合わせて調整するとして、テキストボックスのサイズを変えた時の例です。

⑧図形内で文字列を折り返す設定と、テキストに合わせて図形のサイズを調整するを指定した時の例で、テキストボックスのサイズが変更されます。

⑨図形内で文字列を折り返す設定と、テキストを図形からはみ出して表示するの設定とした時の例で、テキストボックスのサイズは変わりませんが、文字がテキストボックスからはみ出して表示されます。

zu230911-3.png

Wordの場合
Excel と同様に、テキストボックスのサイズを変えずに、テキストボックスの枠内に文字を自動変更して収める機能は無く、テキストボックス枠から文字をはみ出して表示する機能もありません。

①図形内でテキストを折り返すの設定で文字列を選択して、文字効果の変形の四角を指定した場合、および図形内でテキストを折り返すと、テキストに合わせて図形サイズを調整するの指定なしの1行の文字列を選択して、文字効果の変形の四角を指定して、テキストボックスのサイズを元の大きさに変更した場合の例です。

②テキストボックス枠内の文字をすべて選択して、フォントの [文字サイズの縮小]で文字を縮小した場合の例です。

zu230911-4.png


Excel および Word 以外
サブスクリプション版の Microsoft 365 と買い切りの永続版の Office Professional、ボリュームライセンス版の Office Professional Plus になど含まれている Publisher というソフトがあります。
単体版も販売されています。

Publisher の場合、テキストボックスの [テキストの自動調整] という機能があり、枠に合わせて自動調整するを指定すると、テキストボックス枠内の文字サイズが自動変更されて表示することが可能になっています。

zu230911-5.png

Microsoft Publisher | チラシ、名刺、はがきなどを作成できる DTP ソフトウェア

Publisher(パブリッシャー)の基本をご紹介します!これを見てPublisherのメリットを知ろう!|ドスパラ通販【公式】 (dospara.co.jp)

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最近使ったアイテムから、不要になったファイル名を削除する [Word]

Wordを起動して [ファイル]タブを選択、または [開く]を選択した時に、最近使ったアイテムが表示されてきます。
文書ファイルを再使用する場合には便利な機能ですが、不要になって削除したファイルや、別のフォルダーにファイルを移動した場合なども、以前使用した履歴で表示されるため、存在していないファイルも表示されてきます。

最近使ったアイテムに表示される文書ファイルのデータはレジストリに記録されるため、削除や別の場所に移動したファイルなど、古い情報も一覧に表示されてきます。
最近使ったアイテムの一覧から不要になったファイル名のデータを削除して、表示しないようにする方法は、以下のような方法があります。

方法1
最近使ったアイテムの一覧に表示されるファイル名を右クリックして、[一覧から削除] を指定すると、一覧から削除されます。
複数のファイルを選択して、まとめて削除する機能はないので、1件ずつの削除になります。

 zu230901-1.png

方法2
最近使ったアイテムの一覧でピン留めされたファイルの場合は、右クリックして [一覧へのピン止めを解除] でピン止めを解除します。
ピン留めしてあるファイル名は、ピン留めされたファイル名だけが、ピン留めの一覧側に表示され、ピン留めを解除をすると、最近使ったアイテム側に表示されます。
最近使ったアイテムの一覧には、ピン留めと関係なく、使用日付の新しいものから順に表示されます。
オプション設定の表示数を超えると一覧に表示されなくなります。
※レジストリに記録されたデータは残っているので、他の表示を削除して表示数以内になると表示が復活します。

 zu230901-2.png

方法3
[ファイル]タブ > オプション > 詳細設定の表示カテゴリーで、「最近使った文書の一覧に表示する文書の数」を 0 にして、一旦すべての一覧表示を消去します。
再度オプション設定で、表示する文書の数を指定すると、新規に使用したものから一覧に表示されるようになります。
指定可能な文書の数は 50 以下です。
オプション設定の表示数を超えるデータは一覧に表示されません。
※ 0 に変更する前のデータは削除されるため、一覧に表示されません。

 zu230901-3.png

方法4
レジストリ エディターを使用して、レジストリに記録されている一覧から、不要なデータを削除します。
検索ボックスに「regedit」と入力して、レジストリ エディター(アプリ) を起動して、左側のキーで一覧の場所を選択して表示します。
コンピューター > HKEY_CURRENT_USER > Software > Microsoft > Office > 16.0 > Word > File MRU を選択します。

 zu230901-4.png

 zu230901-5.png
 ユーザーアカウント制御は [はい]を選択します。

右に最近使ったアイテムの一覧データが表示されるので、名前の Item xx を右クリックして「削除」で不要なデータを削除します。

 zu230901-6.png

不要なデータを削除したらレジストリエディタ―を閉じ、Word を起動すると、削除したデータは最近使ったアイテムに表示されなくなります。

注) キーの削除を行う前に、一覧データのある場所のキー名 (File MRU) を右クリックして、[エクスポート] でデスクトップなどにキーのバックアップファイルを保存します。
[エクスポート]を指定すると保存ダイアログが表示されてきます。
例:regFileMRU.reg など任意のファイル名で可です。
保存した *.reg ファイルをダブルクリックすると、キーの削除を行う前の元の状態にレジストリ内容を戻すことができます。

 zu230901-7.png

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パソコンのサポート詐欺や詐欺メールに注意しましょう!! [Windows]

数年前から増えているようですが、つい先日も関西の方で引っかかった人がいて、連絡先に電話をかけて140万円もの大金を騙し取られてしまったようです。
地方公務員の方のようですが、仕事ができなくなると困るという理由で、連絡してしまったようですが、セキュリティ対策はどうなっているんでしょうね。

Webサイトを閲覧中に突然ウィルス感染の警告表示が出て、パソコンが使えなくなったり、情報が盗まれる危険性があるので、サポートに連絡して対処するよう表示されるサポート詐欺です。
連絡先に電話して、リモートによるサポートで対応して貰うと、情報搾取のウイルスが仕込まれます。

過去にも同様の事例があって、こちらの方は詐欺と気が付いて、途中で強制終了して難を逃れたようです。

つい先日、サポート詐欺にあいました。

サポート詐欺画面の一例(表示と同時に警告音が鳴ることもあるようです)
zu230707-1.png

サポート詐欺の注意と対処方法については、以下のサイトに詳しく書かれていますので参考にしてください。
万一表示された場合に、詐欺の警告表示画面を終了させる方法も書かれています。

IPA独立行政法人情報処理推進機構
偽のセキュリティ警告に表示された番号に電話をかけないで

マイクロソフト
マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
テクニカル サポート詐欺から身を守る

ファイナンシャルフィールド
フィッシング詐欺に遭ったかも? すでに銀行口座から引き落とされていたらどうなる?

INTERNET Watch
URLが本物そっくりな詐欺サイトに注意! 「ホモグラフ攻撃」などの手法を知っておこう【だまされないように注意!】


Webブラウザーの Microsoft Edge の通知機能を悪用したスパム通知については、対策改善したものになっているようです。

「Microsoft Edge」に悪質なスパム通知への対策 ~5月より稼働中/通知だけなら害はない、冷静に対処すれば簡単に無効化可能

Webサイトを参照したときに、以下の表示がされることがあります。
この場合は、Webブラウザーを閉じるだけで問題ありません。

zu230707-2.png

パソコン、スマートフォンで多く使われている QRコードのフィッシング詐欺もあるようで、手口も巧妙化しているので、むやみに反応することがないように注意が必要です。

既存の対策をすり抜ける!巧妙なQRコードフィッシングに注意 - PC Watchより

また、迷惑メールで個人情報を搾取しようとするメールも氾濫しています。
・アマゾン、駅ネットなどのアカウントが確認できない
・カード情報の記載内容の再確認が必要
・宅急便の配送先の確認が取れない
・マイナカードのポイント付与が終了になるので、終了前に申し込み手続きを
といった内容が多いようです。
確認先や手続き先のリンク先情報を参照すると、中国(cn)に接続されるものが多くあります。
上記マイナカードのポイント付与手続きも cn になってました。

以下のなりすましメールも数年前からあります。
心当たりのないときは、開かないで削除するようにしてください。

マイクロソフトを装った不審メールの配信について

サポート詐欺や迷惑メールか判断できない場合、すぐに返信しないで、慌てないで落ち着いて対応するようにしましょう。

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最新のパソコン詐欺被害の記事
2023年7月12日 神戸新聞NEXT
パソコン画面にメッセージ「IPアドレスが不正利用された」 連絡した43歳男性が1650万円詐欺被害 神戸

2023年7月19日 神戸新聞NEXT
パソコンから突然大音量の音楽→画面に電話番号 かけた75歳男性が70万円詐欺被害

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