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インデントを使用した時の文字の均等割り付けについて [Word]

Word 文書を作成する場合に使用する機能に、行に文字列を書き始める文字位置を指定する「インデント」や、文字幅を揃える「均等割り付け」がありますが、Word で表示する単位が「字、行」を使用時は、「1行目のインデント」と均等割り付けの組み合わせは使用を避けたほうが良さそうです。
この現象は Word 2007, 2010, 2013, 2016 など、どのバージョンでも発生します。

行のインデントは、水平ルーラー両端の目盛の上下にある▽、△、☐の記号のことで、段落設定ダイアログの [インデントと行間隔]タブのインデント、左、右、最初の行と連動して、位置の設定をすることができ、1行目のインデント、ぶら下げインデント、左インデント、右インデントなどがあります。
また、1行の任意の位置で文字を揃えたい場合に使用する「タブ設定」という機能があり、左揃え、右揃え、中央揃え、小数点揃えなどで、複数行の文字列を揃えることができます。

これらの機能を使用して、任意の行で文字幅を揃えるために「均等割り付け」を行うと、指定してあるインデントの種類と表示の単位の設定によって、意図しない位置に文字列が配置されてしまう場合があるようです。

下図のように、表示単位が標準の「mm/pt」 単位の場合は、インデント種類によって均等割り付けした文字位置がずれるようなことがありません。
表示単位が 「字、行」単位の場合は、「1行目のインデント」を設定してある行で「均等割り付け」をすると、文字位置がずれてしまいます。
ずれる量は、インデント位置、均等割り付けする文字幅により違ってきます。

zu-035-1.jpg

使用単位: 段落の設定で文字位置、行位置、インデント位置などを設定する際に表示される単位で、グリッドの設定を行うときの単位、水平ルーラー、垂直ルーラーの目盛表示の数字も変わります。
[ファイル]タブ➜オプション➜詳細設定で、表示設定欄にある 「☐ 単位に文字幅を使用する」にチェックがなしの場合 (既定) は「mm/pt」単位の表示になります。
チェックがある場合は「字、行」単位の表示になります。

「タブとインデント」を使用して文字列の位置を設定している場合には、「均等割り付け」を行っても、位置がずれるようなことは無いようです。

zu-035-2.jpg



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