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Word 2016 の文字列を囲む段落罫線の不具合 [Word]

文書のタイトル、その他の箇所で、文字列を罫線枠で囲んでアクセントを付けたい場合などがあると思いますが、文字列を囲む枠線としては以下のようなものがあります。

・[ホーム]タブのフォントグループにある[囲み線]
・[ホーム]タブの段落グループにある[罫線]
・[挿入]タブの表グループにある[表]

[囲み線]は、文字列の周囲を黒の細線で囲むだけで、線種・色などを変更ができません。
[罫線]は、[線種とページ罫線と網掛け]で表罫線と同じように、線種・色・太さなどを選択できます。
[表]は、任意の行数と列数の表を作成できますが、1列×1行にすると[罫線]と同じようになります。

Word 2016 で問題となっているのは、[罫線]の[線種とページ罫線と網掛け」で、[罫線]の設定対象を段落として文字列に罫線の囲み枠を作成した場合です。
行間が1行の場合は目立たないので解らないのですが、文字列と枠線の上下間隔を広げるために、段落の行間を2行、3行などにして行間を広くした時に起こります。
文字列の上側にある罫線枠が段落の行間位置にならず、文字列に近い位置になってしまうことです。

表で作成した場合は、枠線の上下の大きさは行間と同じ位置になるので、文字列が中央部になるのですが、[罫線]で枠線を作成すると表と同じようにならず、文字列と枠線の上下の間隔が違ってしまいます。
Word 2010、2013 などの以前のバージョンでは、[罫線]、[表]のどちらで作成しても同じ結果になりますので、Word 2016 の不具合と思われます。

下図は Word 2016 の段落罫線で文字の囲み枠を作成した例で、幅方向は左右のインデントを設定しています。
文字列部分のグレーの色は、行間の範囲が解るように文字列を選択しているためです。
本来の罫線枠の上下の位置は、このグレーの位置と同じ位置でなければなりませんが、上側の罫線が文字列側に下がってしまうため、文字列が枠の上側に寄っているようになってしまうため上下中央の位置になってくれません。

zu-043-1.jpg
図1 文字列を囲む罫線枠の状態

Word 2016 を使用されている方は、[ファイル]タブのフィードバックから問題点と改善要望ができます。
フィードバックの多い機能は修正が早まると聞いたことがありますので、問題点として送信するようにお願いします。

段落罫線の作成ですが、段落記号を含めて文字列を選択しておき、[ホーム]タブの[罫線]横の▼部をクリックして、[線種とページ罫線と網掛けの設定]を選択して、[罫線]タブで罫線の線種、色、太さを指定して作成しています。表のセルの罫線の編集と同じ画面で行います。
段落記号を含めて選択すると、罫線の設定対象は「段落」になります。

zu-043-2.jpg
図2 罫線の線種とページ罫線と網掛けの設定を選択

zu-043-3.jpg
図3 文字を囲む罫線を設定画面

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