Word 2016 縦書き文書の囲み線、文字囲み罫線の不具合 [Word]
11月27日に Office 2016、Office 365 Solo の月次更新プログラムが配信されましたが、Word 2016 の縦書き文書で囲み線、罫線の文字囲み枠を設定すると、枠線が文字に重なって左側半分だけ表示されるようになってしまうようです。
11月13日に配信された更新バージョンに戻してみたところ、正常に表示されることが確認できましたので、更新内容に不具合があると思われます。
更新バージョンは、[ファイル] → アカウントのバージョン情報で確認できます。
バージョン 1811 (ビルド 11029.20079 xxxxx) ・・・ 11/27 配信 (最新)
バージョン 1810 (ビルド 11001.20108 xxxxx) ・・・ 11/13 配信
更新プログラムは機能追加、修正、セキュリティなどが含まれていますので、最新状態での使用が望ましいのですが、行いたいことができないのも困ります。
今回の場合は一つ前の更新バージョンでは正常であることから、一時的に更新を戻して使用するという方法で対処することができます。
以下に、以前の更新バージョンに戻す方法について紹介します。
更新バージョンを戻す方法の公式な情報は以下にありますが、最近記載の内容が変わって更新方法も違う方法で説明されています。
クイック実行 (C2R) 版の Office 2016 を以前のバージョンに戻す方法
以下に示す方法は、公式情報の内容が変更される前に記載されていた方法ですが、現在も Office 2016 で更新されることを確認してます。
更新バージョンを戻すには、バージョンに表示される以前のビルドの 16.0.xxxxx.xxxxx の xxxxx 部分の番号が必要になります。
以下の情報で、月次チャンネルのビルドとリリース日を事前に確認してください。
Office 365 ProPlus の更新履歴 (日付別の一覧)
以前の更新バージョンに戻す方法
1. コマンド プロンプト画面を表示する
タスクバーの「ここに入力して検索」で [cmd ] と入力して、上部に表示される「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. コマンド プロンプト画面で以下のコマンドを入力して、更新バージョンを変更する
C:\WINDOWS\system32> と表示された位置に
cd %programfiles%\common files\Microsoft shared\clicktorun
と入力して、Enter を押します。
C:\Program Files%\Common Files\Microsoft shared\ClickToRun> と表示されるので、
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.xxxxx.xxxxx
と入力して、Enter 押すと Office 2016 の更新が実行されます。
※ xxxxx.xxxxx の部分に、以前の更新バージョンのビルド番号を指定します。
一つ前の 11月13日に更新のバージョンのビルドは、11001.20108 です。
3. ダウンロートと更新が実行される
開始されると以下の画面が順に表示されてきます。
更新に要する時間は環境により異なりますが、数分から10分程度かかります。
(1) コマンドで指定したバージョンのダウンロード
(2) 更新プログラムの適用
(3) 更新の完了
4. 一時的な自動更新の停止
最新バージョンに自動更新されないように、アプリを起動して [ファイル] →アカウント →
[更新オプション] → [更新を無効にする] を指定して、自動更新されないようにします。
5. 更新バージョンと囲み線機能の確認
[ファイル] → アカウント で、バージョン情報が指定のバージョンになっていることと、
囲み線が正常に表示されることを確認します。
※自動更新を停止すると更新されなくなるので、適当な時期に [更新オプション] を変更して、
自動更新が行われるように戻すようにしてください。
[今すぐ更新] を指定して、すぐに最新の更新バージョンにすることもできます。
新しい更新がリリースされたかどうかは、前述の更新履歴の情報で確認できます。
本現象については更新バージョンの不具合としてフィードバックを行いましたが、日本語版固有の現象かもしれませんので、[ファイル] → フィードバックから問題点と改善要望のフィードバックをして頂くようお願いします。
フィードバック件数が多いほど、修正の優先度が高くなることが期待できるためです。
<<2018-12-5>>
フィードバックに対して、昨日「現象を確認したので調査を開始する」と連絡がありましたので、近いうちに修正されると思います。
----- 2018-12-27 -----
正常に「戻ったみたいです」とコメントがありましたが、12月の限定版の更新は Office の Insider 登録 または Office 365 サブスクリプション版を使用されている方に限定と思います。
製品版の最新版ではまだ現象が発生しますので、先行リリースした結果をみて更新されるものと思います。
----- 2019-1-11 -----
Office 2016 の1月の更新プログラムがリリースされたようなので更新しました。
バージョン 1812 (ビルド 11126.20196 クイック実行) に変わりました。
縦書き文書の文字囲み罫線枠が正常に表示に修正されていることが確認できました。
11月13日に配信された更新バージョンに戻してみたところ、正常に表示されることが確認できましたので、更新内容に不具合があると思われます。
更新バージョンは、[ファイル] → アカウントのバージョン情報で確認できます。
バージョン 1811 (ビルド 11029.20079 xxxxx) ・・・ 11/27 配信 (最新)
バージョン 1810 (ビルド 11001.20108 xxxxx) ・・・ 11/13 配信
更新プログラムは機能追加、修正、セキュリティなどが含まれていますので、最新状態での使用が望ましいのですが、行いたいことができないのも困ります。
今回の場合は一つ前の更新バージョンでは正常であることから、一時的に更新を戻して使用するという方法で対処することができます。
以下に、以前の更新バージョンに戻す方法について紹介します。
更新バージョンを戻す方法の公式な情報は以下にありますが、最近記載の内容が変わって更新方法も違う方法で説明されています。
クイック実行 (C2R) 版の Office 2016 を以前のバージョンに戻す方法
以下に示す方法は、公式情報の内容が変更される前に記載されていた方法ですが、現在も Office 2016 で更新されることを確認してます。
更新バージョンを戻すには、バージョンに表示される以前のビルドの 16.0.xxxxx.xxxxx の xxxxx 部分の番号が必要になります。
以下の情報で、月次チャンネルのビルドとリリース日を事前に確認してください。
Office 365 ProPlus の更新履歴 (日付別の一覧)
以前の更新バージョンに戻す方法
1. コマンド プロンプト画面を表示する
タスクバーの「ここに入力して検索」で [cmd ] と入力して、上部に表示される「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. コマンド プロンプト画面で以下のコマンドを入力して、更新バージョンを変更する
C:\WINDOWS\system32> と表示された位置に
cd %programfiles%\common files\Microsoft shared\clicktorun
と入力して、Enter を押します。
C:\Program Files%\Common Files\Microsoft shared\ClickToRun> と表示されるので、
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.xxxxx.xxxxx
と入力して、Enter 押すと Office 2016 の更新が実行されます。
※ xxxxx.xxxxx の部分に、以前の更新バージョンのビルド番号を指定します。
一つ前の 11月13日に更新のバージョンのビルドは、11001.20108 です。
3. ダウンロートと更新が実行される
開始されると以下の画面が順に表示されてきます。
更新に要する時間は環境により異なりますが、数分から10分程度かかります。
(1) コマンドで指定したバージョンのダウンロード
(2) 更新プログラムの適用
(3) 更新の完了
4. 一時的な自動更新の停止
最新バージョンに自動更新されないように、アプリを起動して [ファイル] →アカウント →
[更新オプション] → [更新を無効にする] を指定して、自動更新されないようにします。
5. 更新バージョンと囲み線機能の確認
[ファイル] → アカウント で、バージョン情報が指定のバージョンになっていることと、
囲み線が正常に表示されることを確認します。
※自動更新を停止すると更新されなくなるので、適当な時期に [更新オプション] を変更して、
自動更新が行われるように戻すようにしてください。
[今すぐ更新] を指定して、すぐに最新の更新バージョンにすることもできます。
新しい更新がリリースされたかどうかは、前述の更新履歴の情報で確認できます。
本現象については更新バージョンの不具合としてフィードバックを行いましたが、日本語版固有の現象かもしれませんので、[ファイル] → フィードバックから問題点と改善要望のフィードバックをして頂くようお願いします。
フィードバック件数が多いほど、修正の優先度が高くなることが期待できるためです。
<<2018-12-5>>
フィードバックに対して、昨日「現象を確認したので調査を開始する」と連絡がありましたので、近いうちに修正されると思います。
----- 2018-12-27 -----
正常に「戻ったみたいです」とコメントがありましたが、12月の限定版の更新は Office の Insider 登録 または Office 365 サブスクリプション版を使用されている方に限定と思います。
製品版の最新版ではまだ現象が発生しますので、先行リリースした結果をみて更新されるものと思います。
----- 2019-1-11 -----
Office 2016 の1月の更新プログラムがリリースされたようなので更新しました。
バージョン 1812 (ビルド 11126.20196 クイック実行) に変わりました。
縦書き文書の文字囲み罫線枠が正常に表示に修正されていることが確認できました。
仕事で使っている最中に、急にこの現象になりおかしくなって困っていました。貴重な情報のおかげで助かりました。
by リーズ (2018-12-04 10:23)
文書を開いた瞬間、えっ?と驚きました。早速フィードバックしました。
by 助かりました! (2018-12-08 12:15)
素早い対応、記事のUP、ありがとうございます。
この記事のおかげで、安心できました。
by 感謝 (2018-12-09 13:45)
ワードを開いたら突然なっていたので驚きました。仕事に差し支えあるとこでしたがこちらで対処の仕方をみて助かりました。ありがとうございました。
by みぃ (2018-12-13 11:44)
戻ったみたいですね。
by 感謝 (2018-12-19 23:58)
とても助かりました!
by ありがとうございます! (2018-12-27 12:23)