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Officeアプリでライセンスのない製品、試用期間が終了、エラー 0x80070005などが表示されて使用できない [Office全般]

Excel、Word などの Office アプリの起動したときなどに
・「試用期間が終了しました」と表示される。
・[キーの入力]でプロダクトキーを入力すると、[エラー:PIN-INAPP-USED-2]のエラーが表示される。
・[サインイン]すると、「プロダクトキーのインストール中に問題が発生しました。この問題が今後も発生する場合は、Office製品を修復してください。(システムエラー:0x80070005)」と表示される。
・Windows Update や Officeのオンライン修復をすると、PCがシャットダウンされてしまったり、Office が削除されて消えてしまう。
・この製品のライセンスを確認できませんでしたと表示される。
・ライセンスのない製品と表示される。
といったエラーにより、Office アプリを正常に使用できなくなることがあるようです。
※この現象は Windows 10 で発生するようです。

表示されるエラーの例

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エラーとなる原因と対処方法
レジストリに設定されている NETWORK SERVICE または Wiindows にログインしているユーザーのアクセス許可に問題が発生している。
・NETWORK SERVICEのアクセス許可の設定が変わっている。
・NETWORK SERVICE が削除されている。
・ログインユーザーのアクセス許可の設定が変わっている。
といったことが原因となっていることがあるようです。

同様のエラーが発生する場合、上記のアクセス許可の設定に問題がないか、レジストリ設定内容を確認して、違っている場合は正しい設定に変更して、Office アプリの動作を再確認してみてください。

※レジストリ操作は誤ると致命的なトラブルになることもあるので、十分注意して行うようにしてください。

レジストリ エディタの起動
検索ボックスに「regedit」と入力して、管理者として実行で起動します。

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(1) NETWORK SERVICE のアクセス許可の確認と変更
レジストリ エディタの左ペインで、コンピューター > HKEY_USERS > S-1-5-20 を選択、右クリックして「アクセス許可」を選択します。
S-1-5-20 アクセス許可のセキュリティに、NETWORK SERVICE が存在しているか確認します。

存在している場合は選択して、フルコントロールにチェックが付いているか確認し、付いていないときはチェックを入れて [OK] として、レジストリエディタを終了して Office アプリの動作を再確認します。
レジストリ エディタの終了は、ファイル > 終了 または 右上の [x] で閉じます。

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存在していない場合は [追加] をクリックして、NETWORK SERVICE を追加して、アクセス許可のフルコントロールにチェックのある状態でレジストリエディタを終了し、Offficeアプリの動作を確認します。

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(2) ログインユーザーのアクセス許可の確認と変更
レジストリ エディタの左ペインで、コンピューター > HKEY_USERS > S-1-5-20 > SOFTWARE > Microsoft > Windows NT を選択、右クリックして「アクセス許可」を選択します。

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Windows NT のアクセス許可の「セキュリティ」で、グループ名またはユーザー名のログインユーザーを選択して、アクセス許可のフル コントロールの許可にチェックが無い場合は、チェックを入れて [OK] とし、レジストリ エディタを終了して、Office アプリの動作を再確認します。

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Office アプリを起動してエラーが解消していれば終了ですが、アクセス許可の設定が正常にも関わらず、エラーとなる場合は他に原因があります。

関連の情報
WindowsUpdateをしたら、勝手にプロダクトキーが変更されてWord・Excel・Outlookのアプリが開かなくなった- マイクロソフト コミュニティ (microsoft.com)
【0x80070005】office H&B2019プリインストール版 使用期限切れと出て編集できなくなりました- マイクロソフト コミュニティ (microsoft.com)
Windowsアップデート(21H1)後、WordやExcelを起動すると、この製品のライセンス - マイクロソフト コミュニティ (microsoft.com)
・下記は 2016年3月に書いた記事です。
Microsoft Office で、"この製品のライセンスを確認できませんでした" と表示される場合の対処方法

Microsoft の情報
Officeをアクティブ化0x80070005エラー コードが表示Office

機械翻訳のためタイトルの日本語訳が変です。
英語の元記事は、Office error code 0x80070005 when activating Office なので、「Office をアクティブ化するときの Office エラー コード 0x80070005」 になると思います。

----- 2021-11-22 追加 -----
上記の関連で、Office 2019 などの製品版を使用中に、突然「試用期間が終了しました」と表示されて使用できなくなることがあるようです。
詳細は不明ですが、最終的に Windows 10 の再インストールによって解消したとのことです。
試用期間が終了しました

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Minagawa

windows10 を21H2にアップグレードしたところofficeが使えなくなって困っていました。
この記事に従ってレジストリを書き換えたところ無事使用することが出来ました、大変助かりましたありがとうございます
by Minagawa (2021-11-21 18:02) 

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