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図形や図(画像)、テキストボックスなどを回転角度の指定で回転した時の不具合 [Word]

図形の直線、矢印線、正方形/長方形、その他の図形、図(画像)、テキストボックスなどは、回転ハンドルで任意の角度に回転することができます。
角度を指定して回転したい場合は、描画ツールまたは図ツールの[書式]タブの[位置]、または右クリックの「その他のレイアウトオプション」、またはサイズ ダイアログの[サイズ]タブで、レイアウトの回転角度で角度を指定して回転することができます。

角度を指定して回転する場合の回転方向は、数学やグラフィックスで一般的に扱われる回転方向と異なり、反時計方向の左回りがマイナス角度、時計方向の右回りがプラス角度で指定するようになっています。
作成した図形の角度の初期値は、図形の傾きなどには関係なく、作成した方向が0°となっていて、この位置からの相対的な回転角度で指定するようになっています。
確定すると右方向を0°としての、時計方向に絶対角度に変換した値が回転角度に設定されます。

正(プラス)の値で回転角度を指定した時の回転は問題ないのですが、負(マイナス)の値で回転角度を指定すると16°だけ角度がずれた向きに回転してしまいます。
例:右方向の水平の矢印線を、45°の指定で回転すると右斜め下向きの45°になり、-45°の指定で回転すると右斜め上向きの29°(331°)の傾きになってしまいます。本来は右斜め上方向45°(315°)になるべきと思います。

下図は、矢印線の回転を90°方向に、プラスとマイナスの角度で指定して回転した例です。
0°が作成した図形で、それぞれの図形を角度指定で回転しています。
マイナス角度で指定した傾き方向が、ずれた角度になってしまいます。レイアウト画面の角度の値も違っています。

zu059-1.jpg

下図は、水平、垂直、45°、-45°方向の矢印線を作成して、プラスとマイナスの角度で45°単位で回転角度を指定した時の方向です。

zu059-2.jpg

マイナスで指定した図形の傾き方向がすべて指定の角度方向になりません。
図形だけでなく、図(画像)やテキストボックスの回転も、同様の現象となります。

zu059-3.jpg

フィードバックをしておきましたが、修正されるまでの間は、回転角度を指定する場合はプラスの角度で指定したほうが良いと思います。
マイナスで回転角度を指定した場合は、一旦0°を指定して元の向きのしてから、プラス角度を指定するようにしたほうが良いでしょう。

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