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Word の使用時に動作を停止しましたと表示されて強制終了する現象と解決策の一例 [Word]

一例ですが、Windows 10 / Microsoft IME の環境で Word 2016 / Word 2013 などを使用時に、文字を入力変換しようとすると「動作を停止しました」と表示されるなどで、突然強制終了してしまう現象が発生して、Office の修復や再インストールを行っても正常に戻らないトラブルが一部の人で発生しているようです。

本現象が発生した場合、発生する箇所が文字の入力変換時で、IME の予測入力を使用する設定になっている場合は、IME 言語バーで [ツール] > プロパティ > [詳細設定] > [予測入力] タブを選択して、予測入力を使用するにチェックが入っている場合は、チェックを外して予測入力を使用しないように変更してみましょう。

(1) IME 言語バーに [ツール] ボタンがない場合
言語バー右端下([KANA] の右) にある [オプション] をクリックして、ツールをクリックしてチェックが付きます。
言語バーにボタンが表示されるので、[ツール] > プロパティを指定します。
下図例は、KANA とオプションの▼部分がタスクバーと同じ黒のため見えていません。

zu074-1.jpg

(2) Microsoft IME の設定が表示されるので [詳細設定] をクリックします。

zu074-2.jpg

(3) Microsoft IME の詳細設定で、設定の「予測入力を使用する」のチェックをなしにして、[OK] で閉じます。

zu074-3.jpg

上記の設定を変更後に Word が正常に使用可能となるか再確認してみます。
予測変換に原因があった場合は Word を正常に使用できるようになるはずです。
状況が変わらない場合は、ほかの原因によるトラブルということになります。

----- 2018-04-24 追加 -----
予測入力・変換を使用して文字入力、変換をしたい場合は、IME の [予測入力] に予測候補を表示するまでの文字数があり、既定では 1 となっていますので、この値を3~ 4 以上に変更して動作停止が発生しないかどうかを確認してください。
文字数が既定の 1 の場合は、1文字入力するごとに変換候補の検索が行われることになるため、処理が追い付かなくなってエラーになるものと推測されます。


当方の場合、Windows 7 / 10 の環境で、Office 2010, 2013, 2016 など、各種のバージョンの Office を、IME の予測入力がオンの状態で文字数を 3 に設定して使用していますが、使用中に強制するような現象は発生しませんので、同様の設定で問題がある場合は、使用環境固有の原因があるものと思われます。

なお Office 2010 / 2013 はメインストリームサポート期間が終了しているため、サポートを受けるためには有償プレミアムサポート(16,000 円/件位) が必要となってきます。
一通りの調査は行ってくれるようですが、ハードを含めて特定の環境に限定されるなどで原因が判明しない場合もあるようです。
トラブルの解決を100%保証しているということでもないため、このような結果となっても返金はありません。


Windows 10 の場合、[スタート] を右クリックして、イベントビューアーで Windows ログ > Application でエラーログの内容を見ると、以下のようなエラー情報が記録されていることもあります。
エラーの原因となっているモジュール名、エラーコードなどが問題解決の手掛かりとなることもあります。
:
イベント ID:1000
障害が発生しているアプリケーション名: WINWORD.EXE、バージョン: 1x.0.xxxx.xxxx
障害が発生しているモジュール名: wwlib.dll、バージョン: 1x.0.xxxx.xxxx
例外コード: 0xc0000005
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Program Files\Microsoft Office 1x\root\office1x\WINWORD.EXE
障害が発生しているモジュール パス: C:\Program Files\Microsoft Office 1x\root\office1x\wwlib.dll
:
といったような内容が記録されているようです。

1x.0.xxxx.xxxx ・・・ Word のバージョン番号で 14=2010, 15=2013, 16=2016 です。
パス名内の root ・・・ クイック実行の Office の場合です。MSI インストールの場合はありません。

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