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Word 2016 で描画キャンバスを使用時に発生する不具合 [Word]

Word で複数の図形の接続点を、コネクタ線 (直線、矢印線など) で接続したい場合は、描画キャンバスを挿入して、描画キャンバス内で図形を作成して行う必要があります。

Word 2016 の最新のバージョン 1807 (ビルド 10325.20082) の環境で行うと、キャンバス内に作成した図形を編集するために図形を選択して、マウスポインタ (カーソル) を描画キャンバスの外に移動すると、図形の選択が解除されてしまう現象が発生します。
手元の環境の Windows 7・10 のどちらの Word 2016 も発生しますので、特定のバージョンの Word 2016 の不具合と思います。
バージョン 1803 のときは、マウス移動だけで図形の選択が解除されることはありませんでした。

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描画キャンバス内に作成した図形の、塗りつぶしの色、線の種類、太さ、サイズなどなどの変更を、リボンメニューの操作で行う場合は、キャンバスの外にマウスポインタを移動するので、このような時に、図形の選択状態が解除されてしまい、図形の編集ができなくなってしまいます。
描画キャンバスは選択されたままとなっているので、図形を編集しているつもりで操作をすると、描画キャンバスが変更されてしまう結果になります。

暫定の対処方法としては、以下のような方法で回避可能です。
・描画キャンバスの外にマウスポインタが移動しないように注意して編集する。
・図形を選択して右クリックしたメニューの [塗りつぶし]、[枠線] や、[図形の書式設定] でウィンドウを表示して編集するようにする。
・図形を選択して、[図形の書式設定] ウィンドウへ移動、その後リボンの描画ツール [書式] メニューを選択して編集する。
※[図形の書式設定] ウィンドウに移動する時に図形の選択が解除されてしまう場合は、図形を右クリックでメニューを表示してから、作業ウィンドウやリボンメニューに移動すると、一時的に図形の選択は解除されないようです。
キャンバスに戻るときに、図形の選択は解除されてしまいます。

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Word 2016 のバージョンは、[ファイル]タブ > アカウントで確認することができます。

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