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個人向けと法人向けのPCに搭載された Office 2021/2019 の違い [Office全般]

家電量販店などの店頭で販売しているPCの多くは主に個人向けで、Microsoft Office が搭載されているPCとOffice のないPCがあります。
PCメーカーなどの直販サイトでは、個人向けと法人向けのPCを扱っていて、カスタマイズ オプションで Office を追加できるようになっていますが、これも購入するPCに搭載のプレインストール (PIPC) の Officeと同じ扱いになります。

プレインストールされた Office は、PC の一部として扱われるので、そのPC 1台のみで使用できるライセンスとなっているため、他のPCでは利用することができません。
一部のPCには、プロダクトキーカードが無く、デジタルライセンスとなっている製品もあるようです。(後述の「よく寄せられる質問」に記載)

※POSAカードやコード版などの Office を単独で購入する、いわゆるパッケージ版/ダウンロード版の Office は、同一ユーザーが 2台以下の PC で使用可能で、他の PC に移管することができるところが、PC 搭載の Office と異なります。

現在個人向けと法人向けのPCに搭載されている Microsoft Office は Office 2019となっています。
※2021年10月5日に Office 2021が発売されて、Office 2021 搭載に変わってきています。

個人向け、法人向けのどちらも機能は変わりませんが、初回のセットアップを行うときや、再インストールするときには大きな違いがあるので、簡単にまとめてみました。

個人向けPCの Office 2021/2019
・使用するにはインターネット接続が必須になります。
・初めて使用する (初回のセットアップをする) ときは、付属のプロダクトキーと Microsoft アカウントを使用して登録し、ライセンス認証をします。
・初回のセットアップでは、ストア版の Office 2021/2019 がインストールされます。
・付属のプロダクトキーカードを使用するのは、初回の一度だけです。
 Office 付きで PCを譲渡するような場合には、付属のプロダクトキーカードが必要になります。
・初回のセットアップで使用した Microsoft アカウントに Officeのライセンスが紐づけされます。
 使用した Microsoft アカウントは変更することができません。
・2年以内に1回以上は、Office 用の Microsoft アカウントのサインインが必要になります。
・再インストールするときは、初回使用した Microsoft アカウントを使用して行います。
・クイック実行のデスクトップ版に変更することができます。
・PCに複数のユーザーアカウントを作成してストア版の Officeを利用したい場合は、アカウントごとにインストールが必要になります。
 デスクトップ版の Office は、管理者権限のユーザーのみインストールすると、他のユーザーアカウントでも利用可能になります。
・Microsoft アカウントは、個人情報保護の観点からユーザー自身の管理となります。
 忘れたり、2年以上サインインしないとアカウントが削除されて、Office の利用ができなくなります。
※ 上記は、以前のバージョンの Office 2016 も同じです。

法人向けPCの Office 2021/2019
・インターネット接続なしでも使用することができます。(2021 は必要です)
・オフラインで使用する場合のライセンス認証は、電話による認証で行うようにします。
・初めて使用する (初回のセットアップをする) ときは、付属のプロダクトキーを使用します。
 個人用のように Microsoft アカウントは使いません。
・再インストールするときは、付属のプロダクトキーと任意の Microsoft アカウントを使用します。
 個人用のように、Microsoft アカウントにライセンスの紐づけはありません。
・再インストールするとクイック実行のデスクトップ版に変更され、ストア版に戻せなくなります。
 サードパーティのアドインなどは、クイック実行のデスクトップ版が必須となることがあります。
・法人で個人向けと同じ Office を購入すると、Microsoft アカウントの管理が面倒になります。
 担当者の退社などで Office の利用が難しくなることもあるので注意が必要です。

 法人の場合は、法人向け Office 搭載のPCを購入、ボリュームライセンスの Office 2021 LTSC (主に大企業向け) の導入を検討されたほうが良いと思います。


Office 2021/Office 2019 搭載 PC (個人向け) (中小企業向け) の違いについて - 楽しもう Office (microsoft.com)

下記の (個人向け) と (中小企業向け) の PC に搭載された Office のセットアップ情報の、「よく寄せられる質問」にも関連する情報が記載されています。

PCに搭載された Office をセットアップする - Office サポート (microsoft.com)

--- 2021-11-27 Office 2021 の発売、リンク先情報の変更などにより、記事内容の一部を変更しました。

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Word 2019 のテキスト図形の回転と角度指定の回転 [Word]

Word のテキストボックスや、テキストの追加をした図形を回転するときは、枠線や図形だけの回転と、テキストも一緒に回転することができます。

テキストを一緒に回転するかしないかは、描画ツール [書式]タブの図形のスタイル グループ右下の、[図形の書式設定] ダイアログボックス、または図形を右クリックして [図形の書式設定] で、図形の書式設定ウィンドウを表示して、3個並んだアイコンの右端の [レイアウトとプロパティ] アイコンを選択して、テキストボックスの「テキストを回転させない」のチェックをオン/オフにすることで指定できます。

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任意の角度に回転したいときは、図形の回転ハンドルをマウスでドラッグすると回転します。
角度を指定して回転する場合は、描画ツール [書式]タブの配置グループにある [オブジェクトの回転] > [その他の回転オプション]、または [サイズ] の [レイアウトの詳細設定:サイズ] ダイアログボックスで、レイアウト設定画面を表示して、角度で指定の角度に回転ができます。

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このレイアウト設定画面で指定する角度は、0~±360度の範囲で指定できますが、180度方向 (時計の 9時方向) を基準に、時計方向廻りを+、反時計方向廻りを-の角度で指定となっているようです。
-角度を指定した場合、自動で+角度に変換されるのですが、-角度で指定の回転は不具合?があるので使用しないほうが良いと思います。

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上の図は、0度の図形に対して回転角度を指定した例です。
+角度指定は指定通りになりますが、-角度指定で回転するとおかしな傾きになります。
赤文字の角度が自動で+に変換された角度で、+角度の傾きと対称の傾きになりません。


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Word 2019 が応答なしになる [Word]

スペックが低い PC (例えば、搭載 CPU が Celeron や、古い世代の Core i3、搭載メモリが 4GB などと小容量) で、大きなファイルサイズの文書を編集する場合などに、操作をするたびに数秒から数十秒待たされて、Word のタイトルバーの左に (応答なし) と表示されることがあります。
タスクマネージャーで CPU、メモリ、ディスクの使用状況を見ていると、ディスクアクセスは殆どないので、搭載CPU と搭載メモリ容量により差が出てくるようです。

Microsoft コミュニティで、Word 2019 で文書ファイルを開こうとすると応答なしになる、Word の入力に時間がかかるといった質問があったので、手元の環境で確認してみました。

CPU Core i5 (2410M 2.3GHz)、メモリ 8GB で作成した、ファイルサイズの大きい Word ファイルを、CPU Core i3 (2377M 1.5GHz)、メモリ 4GB の PC で試してみたところ、以下のような状態となりました。
Word は起動した状態からファイルを開いて、スクロールや編集を行う際の状態で、(応答なし) は Word のタイトルバーが白くなって、左側に表示されます。

① ページ数: 1,732ページ、文字数: 約243万字、ファイルサイズ: 3,990KB
 ファイルを開くのに40秒、スクロール、編集を行おうとすると、操作を行うたびに 30~40秒 応答なしとなって待たされてしまい実用にならない状態となる。

② ページ数: 545ページ、文字数: 約98万字、ファイルサイズ: 1,484KB
 ファイル開くのに 10秒、先頭ページから最終頁まで最初のスクロール時は15秒ほど応答なしとなるが、その後のスクロールや編集などは普通に可能な状態になる。

③ ページ数: 202ページ、文字数: 約30万字、ファイルサイズ: 818KB
 ファイルを開くのに 4~5秒、最初のスクロールで5秒ほど応答なしとなるが、その後は割とスムーズにスクロールや編集が可能になる。

最初のスクロールだけ時間がかかるのは、ページがキャッシュされていないためと思います。
上記の状態となっても、タスクマネージャーの CPU使用率やメモリ使用量は、それほど高くなりません。
Core i5 の搭載メモリの多い PC では、大きなファイルの読み込みはそれなりに時間がかかるものの、スクロールや編集で応答なしとなる現象は殆ど起きませんので、PC のスペックの差によるものと思います。

wordの入力に時間がかかる

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保存してある文書を開くときに応答なしとなって、しばらく待ってファイルが開かれた後、編集しようとすると再び応答なしになってしまう現象については、購入 PC に付属でプレインストールされているストアアプリ版の Office 2019 で発生することがあるようです。

応答なしとなる原因としては、ストアアプリ版の Office は Windows のユニバーサルアプリ (UWP) であるために、エクスプローラーの [表示] タブのペインにある [詳細ウィンドウ] がオン状態になっていると Word や Excel が応答なしとなったそうです。

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Word,Excelで作成した文書を開こうとすると応答なしと表示される。

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永続ライセンスの Office 2016 以降のバージョンは、ストアアプリ版とデスクトップ版の 2種類があり、購入 PC に付属でプレインストールされている Office は、通常ストアプリ版がインストールされます。
別途買い切りで購入した Office 2016/2019 や単体アプリの場合は、デスクトップ版の Office がインストールされます。

見分け方は、コントロールパネルの [プログラムと機能] と、[スタート]メニューを右クリックして [アプリと機能] で Office の名前で確認する方法と、Office アプリの [ファイル]タブの [アカウント] で、バージョン情報から確認ができます。
ストアアプリ版の Office の場合は、プログラムと機能には表示されず、アプリと機能で表示されます。

プログラムと機能、またはアプリと機能で、Office の名前を確認する
 Microsoft Office Desktop Apps がある場合は、ストアアプリ版の Office
 Microsoft Office xxxxxx 201x -ja-jp がある場合は、デスクトップ版の Office
です。
Office アプリの [ファイル]タブの [アカウント] から、バージョン情報で確認する
 バージョン xxxx (ビルド xxxx.xxxx Microsoft Store) のときは、ストアアプリ版の Office
 バージョン xxxx (ビルド xxxx.xxxx クイック実行) のときは、デスクトップ版の Office
です。


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無料で利用できる Word Online で縦書きの文書を作成する方法 [Word]

Microsoft Office は購入が必要な有償版の Microsoft 365、Office2013/2016/2019 のほかに、Webブラウザー上で無料で利用できる Web 用 Office があり、Excel、PowerPoint、Word が用意されています。
今回は、Web用OfficeのWord Onlineで縦書きの文書を作成する方法を紹介します。
※Web版は機能制限があるため、有償のデスクトップ版のように自由に作成できるということではありません。
 機能制限のあるもので縦書き編集が可能か試した結果で、作業効率は無視しています。

Web用Officeは、以下の場所から使用することができます。
(1) Windows 10/11 の場合、[スタート]メニューにある Microsoft 365 (Office) (旧Office) から、Officeポータルアプリを起動して使用する。
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 Word アイコンを右クリックして「Webブラウザーで開く」を指定してサインインすると、Webブラウザー上で使用できる Word を使用した編集ができます。

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※ポールアプリの起動画面イメージは変わることがあります。

(2) Web ブラウザーで以下のサイトにアクセスして使用する。
 無料の Web 版 Office で作成、共有、コラボレーション

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(3) Microsoft Edge のツールバーに追加して使用する
Microsoft ストアにアクセスして無料のOffice アプリを入手してインストールすると、Microsoft Edge のツールバーに Officce 起動アイコンが追加されて Web用 Office を使用できるようになります。
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--- 2023-03-05 追記 ---
[スタート] →すべてのアプリなど、上記 (1), (3) の Office ショートカットアイコンと名称が Microsoft 365 (Office) に変更されています。
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Word Onlineは、有料の Office と比べて使用できる機能に制限があるため、直接縦書きで文書を作成する機能は用意されていません。
有料版のWordアプリで作成した縦書き文書をOneDrvieにアップロードして、無料の Word Online の閲覧機能で縦書き文書を表示することは可能ですが、編集するときは横書きの表示になります。

今回は、この動作を利用して Word Online で縦書き文書を作成する方法ですが、ページ設定の文字数と行数指定機能が無い、編集中に縦書き表示ができないなどから、やはり限定された範囲での利用に留めたほうが良いと思います。

縦書き文書の作成、編集は無料版だけでなく、有料の Webブラウザーで使用する Office も同じで、縦書きの編集機能は利用できないので、縦書きをよく使う場合はPCにインストールして使用するデスクトップ版の Office を使用したほうが良いでしょう。

(1) 縦書きの文書ファイルを入手して作成する
有料版の Word のページ設定で縦書きに設定した文書ファイルを、OneDrive にアップロードして作成する。
有料版のOffice を所有していない場合は、Webサイトで縦書き文書ファイルを探すか、知人などから縦書きの文書ファイルを貰う、試用版の Office を入手して縦書きの文書ファイルを作成する、といった対応が必要になります。

(2) Word のテンプレートファイルを入手して作成する
Web サイトから Word の縦書きのテンプレート ファイル (*.dotx) を入手して、拡張子を *.docx に変更して OneDrive にアップロードして作成します。
Wordテンプレートファイルはファイルの拡張子が *.dotx ですが、この形式でアップロードすると Word Online では閲覧表示で開かれて編集できない状態になります。
ファイルの拡張子を *.dotx → *.docx に変更してアップロードすると、Word Online でファイルを開くときに、通常のドキュメントとして編集するか表示が出て、編集できるようになります。

拡張子を変更するとき警告が表示されるので、 [はい] で変更して、ファイルをOneDriveにアップロードします。
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Word Online でファイルを開くと、編集するか表示が出るので [はい] で編集を開始します。
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Microsoft の Office テンプレート
Office テンプレート - Microsoft Office のテンプレート - 楽しもう Office

テンプレート検索で「縦書き」で検索すると Wordの便箋(縦書き)が1件見つかります。
縦書き便箋のテンプレートの罫線と図形はヘッダーに作成されているので、削除して白紙の縦書き文書にすることができます。
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また、Webサイトで無料の縦書きテンプレートを探すと、いくつか見つかります。

Word Online で縦書き文書ファイルを開いて編集する
Word Online で縦書き文書を開くと、編集画面では横書き表示になります。
Word Onlineにはページ設定機能がありませんので、余白、文字数、行数などは、アップロードしたファイルに依存します。
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表示 > 閲覧を選択すると縦書きで表示されます。
閲覧は表示のみで編集ができませんので、ドキュメントの編集に戻って(横書きで)編集をします。
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----- 2024-03-16 補足追加 -----
本記事を作成した当時の Word Online は Microsoft 365 の Web用 Office の Word に変わりましたが、縦書きでページ設定された文書ファイル(*.docx) を OneDrive にアップロードして、編集は横書きで行い、閲覧で縦書きの状態を確認を繰り返せば、手間はかかるものの何とか作成は可能なようです。
縦書のテンプレートファイルは、以下のサイトなどで入手可能です。

Microsoft 楽しもう Office ー 便箋 (縦書き) テンプレート
イシダ印刷 ー Word 冊子用テンプレート
本の印刷工房 ー すぐに使える 本・冊子、広報誌用テンプレート
テンプレートの無料ダウンロード ー 便箋:A4/B5/縦書き/横書き

記事の初めにも書きましたが、無料版の Word 365 で縦書きの編集は非常に手間がかかるため、有料版の Word を所有していない場合、無料または低価格で使える Microsoft 互換の Office を入手して作成したほうが楽に作成、編集が可能と思います。

関連の情報
無料で利用できる Web用 Office の Word Onlineで任意のフォントを使用する

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無料で利用できる Web用 Office の Word Onlineで任意のフォントを使用する [Word]

Microsoft 365、Office 201x の Excel、Power Point、Word といった 有償版のOffice アプリをインストールしていない場合、利用できる機能に制限がありますが、無料の Office アプリを利用して作成することが可能です。
Windows 10 の場合、スタートメニューにある Office アプリから利用可能で、その他にも Microsoft ストアから入手できる Office アプリや、Webサイトにある無料のWeb版Office から利用することも可能です。

[スタート]メニューの Office アプリ (Windows 10 に組み込みされています)

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Office を選択すると、以下のような画面が表示されてきます。
有料版の Office が無い場合に、Microsoft アカウントで Office ポータルサイトの office.com にサインインして Web用 Office を利用することもできます。

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Microsoft ストアから入手できる Office アプリを利用
無料のアプリにある Office を入手してインストールすると、Microsoft Edge の ツールバーに Office のアイコンが追加されて、Web版の Officeアプリを利用できるようになります。

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Web サイトから利用
Web ブラウザーで以下のURLにアクセスして、Web用 Office アプリを起動して利用します。
Microsoft Office | 無料 Web 版の Word、Excel、PowerPoint

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有償版の Microsoft 365、Office 2016/Office 2019 などの既定のフォントは游明朝ですが、それ以外にも多くのフォントを利用でき、既定のフォントに変更することもできます。

注) 一般ユーザー向けの有償版の Office アプリは、ストア版 (Microsoft Store) とデスクトップ版 (クイック実行) の 2種類があり、ストア版は Microsoft ストアで入手できるフォントに制限されています。
※ストア版の Office は、デスクトップ版に変更することができます。

ストア版とデスクトップ版の見分け方は、以下で判断できます。
・アプリと機能またはプログラムと機能で、インストールされている Offie アプリ名で確認
 Microsoft Office Desktop Apps → ストア版
 Microsoft Office xxxxx 201x -ja-jp、Microsoft 365 Personal など → デスクトップ版
 デスクトップアプリ版とストアアプリ版の見分け方

・アプリを起動して、[ファイル]タブ > アカウントで、バージョン情報のビルド情報で確認
 Microsoft Store → ストア版
 クイック実行 → デスクトップ版
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Office Online とデスクトップ版の Office で使用できるフォント
以下に示すフォントは、Web用 Officeの Word Online で、新規作成の [新しい空白の文書] を開いて、[ホーム]タブのフォントボックスに表示・選択できるフォントです。
有償のデスクトップ版と比べると、フォントの種類が少ないことがわかります。

Web用 Office で使用できるフォント
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有償のデスクトップ版 (クイック実行) の Office では、Windows のフォント フォルダーにインストールされているフォントが使用できます。
以下は手元にある Windows 10/Office Professional Plus 2019 の Wordで、日本語を表示・編集可能なフォントを抜粋したものです。

デスクトップ版の Office で日本語表示可能なフォント

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Web用 Office は使用可能なフォントが少ないですが、有料版の Office が無くても PC にインストールされているフォントを、Web用 Officeでも使用することができます。

以下に、Web版 Office の Word Online による文書作成で、任意のフォントを使用して作成する方法を示します。
※有料版の Office で作成したファイルで使用しているフォントは、Web用 Office で表示可能であることを利用していますので、有料版の Office が無い場合は Windows にあるワードパッドを利用します。

Windows の [スタート]メニューの Windows アクセサリにあるワードパッドを起動して、使用したいフォントを使った適当な文字列を作成します。
※ Word Online の編集でフォントだけ利用して作成し、不要な文字列は削除します。

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Word Online にはページ設定機能がないので、必要に応じてワードパッドのファイル→ページ設定で、用紙サイズと余白量を設定して、名前を付けて保存で「Office オープン XML ドキュメント (*.docx)」または「Open Document テキスト (*.odt)」でファイルを PC に保存します。

Web用 Office のファイルは OneDrive にあるファイルが対象となるので、PC に保存したファイルを OneDrive にアップロードします。
OneDrive は無料で 5GBまで利用することができます。(使用するには Microsoft アカウントのサインインが必要です。)

Web用 Office の Word Online を起動して、OneDrive にアップロードしたファイルを開きます。
フォントボックスを見ると、ワードパッドで作成したファイルで使用している任意のフォントが、フォントボックスに表示されて、利用できることがわかります。
Word Online で任意のフォントを使用して文書を編集・作成して保存、印刷などをします。

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無料で利用できる Word Online で縦書きの文書を作成する方法

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Word 2019 のセクション指定の印刷に不具合か? [Word]

2021年1月5日に Office 2019 の更新が配信されて、バージョンが 2011 から 2012 に更新されました。
セクション区切りを使用している文書の印刷を、セクション指定で印刷すると、指定したセクションより一つずれたセクションが印刷される不具合があることが確認できました。

一つ前の 2020年12月21日更新のバージョン 2011 に戻すと、正常に指定のセクションで印刷できますので、更新内容に不具合がるものと思います。
セクション区切り使用した文書で、セクション範囲を指定して印刷する場合は、印刷で指定するセクションを一つ前のセクションで指定すれば印刷は可能ですが、使われる方は不具合としてフィードバックされたほうがよいでしょう。

本現象は Office 2019 の Word 2019 で確認しましたが、下記の Microsoft コミュニティで、Office Home & Business Premium で質問がありましたので、Microsoft 365 や Office 2016 の Word でも発生するようです。

Microsoft Office Home and Business Premium: Word 2012 - Microsoft コミュニティ

Wordでセクション区切りを挿入するとページ指定印刷ができなくなる - Microsoft コミュニティ


更新バージョンを戻す (ロールバックする) には、更新履歴で Microsoft 365、Office 2019/2016 (永続版) のビルド番号を使って戻します。(更新には5分前後かかります)
更新後、最新版に自動更新されないように、ファイル > アカウントの[更新オプション] で、更新を無効にしておく必要があります。

[Office2016] Office 2016 または Office 365 ProPlus を以前のバージョンのクイック実行に戻す方法


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