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Word で印刷範囲指定の印刷ができないときの確認内容 [Word]

Word 文書をプリンターに印刷する場合に、「すべてのページ」の印刷は正常に印刷されるが、1,2 や 1-4 などのように、印刷範囲を指定して印刷しようとすると、プリンターに印刷データが送られず、何も反応しなくなって印刷されない現象が発生することがあるようです。

Web上で見た限りですが、この現象の発生している Office は、比較的最近の Word 2016、Word 2019 といったバージョンで起きているようで、[ファイル] タブ > オプション > 表示 > 印刷オプションにある、「印刷前にフィールドを更新する」のチェックが外れていると、この現象が発生することがあるようです。

手元にある Word 2019 で試したところでは、チェックが外れている状態でも、範囲指定の印刷も問題なく可能でしたので、本質的な原因は他の所にあるとも考えられます。

こちらで試した環境は以下の通りです。
Windows 10 バージョン 21H1 (OS ビルド 19043.2137)
Office Professional Plus 2019 の Word 2019 、バージョン 2108 ビルド 14326.20404 クイック実行)

Office 2016 以降のバージョンで、PC 付属のプレインストール版の場合は、クイック実行のデスクトップアプリと、Windows UWP のストアアプリの 2種類があり、一部の機能(仕様) が違っています。
別途買い切りで購入の永続版の Office、法人向けのボリュームライセンスの Office、サブスクリプションの Microsoft 365 などの Office は、クイック実行または MSI 形式のデスクトップアプリとなっています。
ストアアプリ版が手元にありませんので確認をとれていませんが、このあたりの違いによることも考えられます。
※ストアアプリ版をお使いの方がいらっしゃいましたら、動作状況についてコメント頂けると有難いです。

ストアアプリ版をお使いの方は、デスクトップ版に変更することができますが、ストア版に戻すことはできなくなります。

<関連情報>
Wordで範囲指定の印刷ができない

----- 2021年 9月24日 追加 -----
少し進展がありましたので追記します。
単純に 1, 2, 3, ・・・ のように、ページ番号だけの場合は範囲指定の印刷は可能でした。
ページ番号が X/Y のように、ページ番号/総ページ数といった形式となっている場合に、範囲指定の印刷ができない場合があるようですが、下記のオプションの設定により印刷可能となるようです。

[ファイル]タブ > オプション > 表示で、印刷オプションの「印刷前にフィールドを更新する」のチェックがない場合は、チェックを入れると範囲指定の印刷が可能となりました。

「印刷前にフィールドを更新する」のチェックについては通常はオフの状態で、以前は印刷可能だったと思いますので、更新プログラムの不具合で上記現象が発生するようになったものと思います。
※本現象について本日フィードバックを送っておきました。

印刷オプションの設定でも範囲指定印刷できない場合は、Microsoft Print to PDF、Microsoft XPS Document Writer などにプリンターを変更して、すべてのページの印刷でファイルに出力して、PDF、XPS ファイルから指定範囲の印刷を行うか、Web用 Office の Word で開いて印刷することで、暫定的ですが回避可能となっているようです。

Word 365、Word 2019、Word 2016 などで範囲指定の印刷を可能にするには、2021年6月8日にリリースされた更新時点まで Office をロールバックすると印刷可能となるようです。
※Microsoft 側もバグであることを認識しているようですが、複雑な問題であるとのことで時間がかかっているようです。

----- 2021-10-09 追記 -----
上記の印刷トラブルについては、9月28日にリリースされた バージョン 2109 (ビルド 14430.20234) で修正されたようで、10月6日に次の更新のバージョン 2109 (ビルド 14430.20276) がリリースされています。

----- 2023-12-20 追記 -----
セクション区切りを挿入してページ番号を設定している場合は、p●s● のようにページ番号とセクション番号で範囲指定が必要な場合があります。
どのように作成してある文書で、ページ番号の設定をどのようにしてあるかを確認したほうが良いと思います。
Word 画面下部にステータスバーで右クリックして、書式設定されたページ番号、セクションも表示するようにしておき、範囲指定するページの状態を表示すると判断しやすくなると思います。

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PowerPoint に挿入したオブジェクト範囲の編集ができない現象と回避策 [PowerPoint]

例えば PowerPoint に Excel のワークシートを挿入・貼り付けして、表示範囲を編集しようとした場合に、別ウィンドウで Excel が起動、表示されてしまい、PowerPoint 上での表示範囲を編集することができない現象が発生しているようです。

この現象は、シングルディスプレイの環境では発生せず、マルチディスプレイの環境で発生するようです。

回避策として、
・複数のディスプレイの表示スケールを同じにしてみる。
 スケールが等倍のパターンでは回避できなかったという情報もあります。
・マルチディスプレイの使用を止めてシングルディスプレイにするか、複製にする方法で行ってみる
といったことにより回避できる場合があるそうです。

Word Excel埋め込み(オブジェクト)編集時に別ウィンドウで立ち上がる


マルチディスプレイの使用で編集を行えるようにするためと、修正の対応を早めてもらうためにも、できるだけ多くの方からのフィードバックを送ってもらうようお願いします。


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永続版 Office 2021 と Windows 11 が 10月5日に発売開始 [Office全般]

Office Insider や Windows Insider 向けにプレビュー版がリリースされ、半年間テストされてきましたが、いよいよ10月5日に正式に同時発売されるとのことです。

「Office 2021」の一般提供は10月5日から ~「Windows 11」と同時リリース

以下の記事は法人向けボリュームライセンス製品の記事ですが、各アプリの新機能の記事へのリンクがあります。
コンシューマー向けの機能もほぼ同等になっていると思います。
Microsoft 365 の新機能で提供されている機能の一部が、今回も追加されているようです。

LTSC 2021 Officeの概要

現状の永続版の Office は Office 2019 ですが、サポート期限は 2025年10月14日となっています。
Windows 10 も同じ時期にサポートが終了予定になっています。


Windows 10 から Windows 11 へのアップグレードが可能かは、PC互換性チェックアプリが提供されるようですが、現在準備中になっています。

Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する

PC 正常性チェック アプリ


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