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次期 Office 2024 の発売がされるようです [Office全般]

サブスクリプションの Microsoft 365 が主流になりつつありますが、 これまでと同様に買い切り版の新しいバージョンの Office 2024 が発売されるようです。
Office 2021 のときと同様に法人向けが先行して発売され、一般向けは9月末から10月初め頃に発売となるようです。

Microsoft、「Office 2024」を24年後半に発売、法人向けのみ最大10%の値上げ

Microsoft、「Office 2024」を今年後半にリリース ~サポート期間は5年
   ↑
上記ニュースにある画像の記事(英語)はこちらです。
Upcoming preview of Microsoft Office LTSC 2024


Windows版の Office 2016, Office 2019 は2025年10月にサポート終了予定、Mac版は既にサポートを終了しています。
現在販売中の Office 2021 の Windows版/Mac版は2026年10月でサポート終了になります。

サポートを終了した Office 2016、2019 などを新規/再インストールを行うとライセンス認証できず、アップグレードが必要と表示されるなどで使えなくなる場合があります。
これは、サポートされている製品に合わせて最新状態に更新されたものがダウンロードされるためで、現行の場合は Office 2021 または Microsoft 365 のライセンスが無いと認証できなくなるためです。
更新しないでそのまま使い続けることは可能となっていますが、セキュリティリスク面からは新しいバージョンにアップグレードするのがベストと思います。

サポート期限のあるプレインストールまたは買い切り版は、Office 2021 では発売時から5年間のサポートになっていますので、購入時期によってサブスクリプションの Microsoft 365 との比較、検討をされたほうが良いと思います。
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Word, Outlook で文字の入力・変換をする時に文字が見えなくなる現象 [Office全般]

Microsoft Office で日本語入力システムにジャストシステムの ATOK を使用の場合に、Word や Outlook で文字入力・変換をすると文字が見えなくなる現象が発生することがあるようです。

Microsoft Office は毎月更新が行われていますが、1月30日と2月1日にリリースされたバージョン 2401に更新されると、ATOKを使用している場合に、文字の入力・変換時に見えなくなる現象が起こるようです。
Microsoft IME を使用のときは、この現象は出ないようです。

Office の更新バージョンは、[ファイル]タブのアカウントのバージョン情報で確認できます。
※ バージョン xxxx (ビルド xxxxx.xxxxx ○○○) と表示されています。

この現象が出た場合の回避方法が、ジャストシステムから公開されました。
ATOKのバージョンごとの修正方法が、下記情報に書かれています。

WordやOutlookで、入力変換中の文字が見えなくなる

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Microsoft Office の購入比較(購入時期によるコストとライセンスの比較) [Office全般]

Microsoft Office は大別して、個人/家庭向けと法人向けに、サブスクリプションの Microsoft 365 製品と買い切りの Office 2021、2019 といった永続ライセンスの製品があります。
個人/家庭向けの Officeは、マイクロソフト ストア、大手家電量販店などからPOSAカード版、またはダウンロード版の購入や、家電量販店、PCメーカー直販などでプレインストールされた Officeを購入できます。
法人向けの Office は、法人向けPCのプレインストール版、マイクロソフト ストアや認定されたパートナー企業から、サブスクリプションまたは買い切りの永続ライセンス版、ボリュームライセンスの Office 製品を購入できます。

Office を購入して使用するにはインターネット接続環境が必須で、長期のオフライン使用はできません。
オンラインで使用するとライセンスの再認証を行うよう要求されることがあります。
オフラインで長期間使用できる製品は、法人向けボリュームライセンスの Office LTSC 2021 だけとなっています。
一般法人で、個人/家庭向けの Office を購入して使用することは可能ですが、Microsoft アカウントが必要なため退職などで問題になるケースも見受けます。IT管理者が管理可能な法人向け製品の購入を推奨します。
ここでは、個人/家庭向けの Office の購入コスト、ライセンスについて扱いますので、法人向けは取り扱っている販売店に問い合わせてください。

個人/家庭向けの製品は、初回の使用時に Microsoftアカウントにライセンスが紐づけされるので、このアカウントが非常に重要になります。
アカウントを失念すると認証、再インストールができなくなり、最悪買い直しが必要になってきます。
別のアカウントや誤ったアカウントに紐づけした場合も、アカウントの変更はできないため注意が必要です。

個人向けとして販売されている Office 製品は、下表のようにサブスクリプションと永続ライセンスの Officeがあり、永続ライセンスの Officeは、買い切りで購入の2台まで使用できるパッケージ版/ダウンロード版と、購入PCに搭載のプレインストール版があります。
PCメーカー直販のカスタマイズで追加した Office は、購入したPCだけで使えるプレインストール版になります。

使用するPC台数、機能、サポート期限などに違いがあり、PCの購入、買い替え、追加購入などで Officeが必要な場合は、それぞれの違いを比べて購入したほうが、コスト的に得になることがあります。
アマゾンで販売の Microsoft 365 サブスクリプションは、毎年時期によって11~14%安く購入できるキャンペーンを行っていることがありますので、こういった機会を利用すれば更に安く購入することが可能になってきます。

個人/家庭向けの製品
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*サブスクリプション版:
 基本的に年単位で購入契約して、クレジットカードで支払う製品です。
 家電量販店などでPOSAカードを購入して使用も可能です。
 インストール台数の制限はなく、アクティブ化により5台まで同時使用可能です。
*プレインストール版:
 搭載されている Office は、販売店により表の( )内の価格を含む価格で販売されています。
 PCの一部という扱いで搭載PCのみで使用でき、他のPCでは使うことができません。
*パッケージ版/ダウンロード版:
 別途販売されている製品で、同一ユーザーが2台まで使えるライセンスです。
 PCの買い替えなどを行っても、2台以内であれば移行することも可能です。
 複数人での使用、2台以上で使用するときは、必要数だけライセンスの購入が必要になります。

Office の購入コストは、使用するPC台数と Office のタイプによって大きく変わってきます。
永続版 Officeは発売直後の購入であれば最長5年のサポートになりますが、PCの買い替え、追加を予定の場合は、プレインストール版よりパッケージ版/ダウンロード版のほうが得で、3台以上使用する場合やサポート期限が近い場合には、サブスクリプション版が購入コストを抑えるには有利と言えます。
*Office 2019以前は5年間のメインストリームサポートと、2年/5年間の延長サポート期間がありましたが、Office 2021はメインストリームサポートだけになっています。
 メインストリームサポート:機能修正およびセキュリティ更新、テクニカルサポート
 延長サポート:セキュリティ更新のみ
*サブスクリプションのみ使用できる新機能、クラウドファイルの容量、無償サポートなどの違いは除外しています。

Office搭載のプレインストールPC 2台を購入の場合は、別売りのパッケージ版/ダウンロード版を購入したほうが安く付きます。2台まで使用でき、かつ他のPCに移行も可能で、Office なしのPCにすれば上位性能のPCを購入も可能になります。

永続版を複数のユーザーまたは2台以上のPCで使用する場合は複数ライセンスの購入が必要です。
サポート期限の残り期間が短くなった時期の購入は、すぐに買い直しが必要になるため、サブスクリプション版を購入したほうが、同じ費用で3~4年使えるので購入コストを抑えることに繋がります。

例えば、同一のユーザーがPCの買い替え、追加購入などで、Office がプレインストールされたPCを2台購入すると、販売数の多い Personal や Home & Business でもOffice分は 44,000~60,000円になります。
この場合は 2台まで使用できるパッケージ版を購入したほうが、37,700~44,000円と安く済むことになり、サポート期限によってはサブスクリプション版のほうが有利になってきます。

使用ユーザーにより使用目的、使用台数、購入時期なども変わってきますので、各製品の違いを比較検討してから購入されるのが良いと思います。

<参考情報>
一般的な Office 製品の種類、特長、価格を参照できます。
個人/家庭向けのプランと価格
一般法人向けのプランと価格

永続ライセンスの Office 永久に使えるということでは無くサポート期限があり、サポート終了はリスクが高くなるので買い替えが必要になってきます。
ご存じですか? Office にはサポート期限があります


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単体パッケージ版の Officeアプリを2台目のパソコンに追加インストールする [Office全般]

Microsoft Office製品は、購入後の初回の設定を行うと、使用したMicrosoftアカウントにライセンスが紐づけされて、再インストールや2台目のパソコンに追加したいときは、通常は紐づけされているMicrosoftアカウントでサインインし、サービスとサブスクリプションのインストールから行えるようになっています。

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パッケージ版のOfficeと単体版のOfficeアプリなど、複数の製品を同じMicrosoftアカウントで設定した場合は、下図のようなサービスとサブスクリプションに購入した複数の製品が表示され、該当製品のインストールから再インストールや追加インストールが可能になっています。

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図は同じ Microsoft アカウントで、Microsoft 365、Office 2021、Office 2019 の3製品を設定した例です。

再インストールや2台目への追加、別PCへの移行などを行いたい場合の手順は、以下のように説明されています。
POSAパッケージ版となっていますが、単体版のアプリやプレインストール版(同じPCへの再インストールのみ) も同様にできます。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法

注) 一つのアカウントに同じ製品を複数登録すると、どれをどのパソコンにインストールしたか識別できなくなるので要注意です。
Office 2021と2019などの製品バージョン名や、Personal と Home & Business などのエディション名が違う場合は、同じアカウントでも大丈夫ですが、製品バージョン名とエディション名が同じ場合は別アカウントにしておかないと、再インストール時にトラブルが起きることがあります。
※サブスクリプションの Microsoft 365 のように、使用デバイスとOffice製品の関連付けを識別する機能が無いため、ライセンス認証でエラーや使用台数エラーが発生したりします。

初めに示した図のように、統合パッケージ版のOfficeと単体購入のOfficeアプリを、同じMicrosoftアカウントに登録してある時に、単体のExcelを2台目のパソコンに追加インストールしようとした時に、正しい手順で行っているにも関わらず、選択した製品とは異なる製品がインストールされるといった現象が発生することがあるようです。

Microsoftアカウントに登録の製品は、統合版と単体版の異なる製品なので、同じアカウントへの登録でも問題なく、通常であれば前述のサービスとサブスクリプションのインストールから、該当製品をインストールすれば良いはずですが、単体版のExcel 2021を選択してインストールから行うと、同じアカウントにある統合パッケージ版のOffice 2021がインストールされてしまうといったような現象になることがあるようです。

このような現象になる場合は、サービスとサブスクリプションからのインストールの他に、インストールされたOffice のアプリを起動して、[ファイル]タブのアカウントの製品情報にある [ライセンスの切り替え] または [ライセンスの変更] から行うと、単体版のアプリの選択、インストールすることができるようなので、この方法で行って見ると良いかもしれません。

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<関連情報>
エクセル単体版のインストールについて

手順に従ってインストールを行ってもトラブルが発生する場合は、Microsoft のサポート窓口まで問い合わせれば、対応して貰えるようです。
Windows のすべてのアプリにある「問い合わせ」、または Webからのサポートへの問い合わせのどちらも同じ手順で、いくつかの質問に答えてチャットまたは電話による問い合わせになります。
電話によるサポートの場合は、コールバックとなっていて、指定した電話番号に返信があるので非通知設定は無しで待ちます。
通常は数分後に掛かってきて、自動音声でガイダンスが案内されるので、指示された番号を押すとオペレーターに繋がって話ができます。
サブスクリプション版の Microsoft 365 は無償サポートでリモートのサポートもあるようですが、永続版の場合は状況によって有償(¥3,000-)になることがあります。
サポートが終了している製品の場合は、マイクロソフトコミュニティを案内されて、サポートを受けられないことがあります。

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プレインストール版 Office 2019 のストア版の再インストールサービスが終了 [Office全般]

購入PCに搭載されたプレインストール版の Office 2019 は、インストール形式がクイック実行版Microsoft Store のストアアプリ版の 2種類があります。
発売後 5年間のメイン ストリーム サポート期間が10月10日で終了となり、Windows 向けはセキュリティ更新だけが行われる 2年間の延長サポート期間に入りました。
延長サポートの期限は 2025年10月14日となっています。

ご存じですか? Office にはサポート期限があります

Mac で使用の場合は延長サポートは無いため、10月10日でサポート終了になっています。

Office 2019 for Mac のサポート終了

これに伴って、Microsoft ストアからのストアアプリ版の再インストール サービスも終了となっています。
下記の、個人用または企業向けカテゴリの、セットアップ前の「Microsoft Store アプリ版とクイック実行版の違いについて教えてください。」という個所に、” (*現在、Microsoft Store アプリでは、このバージョンの Office アプリの再インストール サービスが提供されなくなりました。)” と書かれています。

プレインストールされている Office についてよく寄せられる質問

※Microsoft ストアのライブラリから再インストールを行おうとしても、Office 2019 は無くなっていると思います。
※あまり目立たないので、殆どの人は気が付かないと思います。

再インストールが必要になった場合は、Office が関連付けされている初回使用の Microsoft アカウントで、サービスとサブスクリプションにサインインして、Microsoft の Web サイトからクイック実行版の Office 2019 の再インストールが必要になっています。

サービスとサブスクリプション

お使いの Office アプリが、ストアアプリ版かクイック実行版かは、Office のアプリを起動して、[ファイル] > アカウントで [バージョン情報] ボタン右横の、バージョンとビルド番号の最後にある表示が Microsoft Store かクイック実行かで判断できます。

 製品情報の xxxxx のバージョン情報に表示されている
 バージョン xxxx (ビルド xxxxx.xxxxx 〇〇〇) ← 〇〇〇の部分です。

クイック実行版の Officeの再インストール方法は、以下に書かれています。
POSA パッケージ製品となっていますが、プレインストール版も同じ手順で再インストール可能です。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法


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Office統合パッケージ版や単体版の再インストールができない場合の対処方法 [Office全般]

使用している Office 製品に何らかの問題が発生して、再インストールが必要になった場合、通常は下記の情報にあるように、ライセンスが紐づけされている Microsoft アカウントでサインインして、該当製品のインストールから再インストールとなってきます。
ライセンスが紐づけされているアカウントは、初回のインストールで使用した Microsoftアカウントです。

Office 2021 ・ 2019 POSA / パッケージ製品の再インストール方法

Office 2016 POSA/パッケージ製品の再インストール方法

Microsoft のコミュニティを参照していると、上記の手順通りに行っても、正常にインストールができなかったり、違う製品がインストールされてしまうといった情報を最近見最近ます。

powerpoint2021をインストールしようとしてもSetup.exeが起動しない。

PCが壊れたので新しいPCにoffice2019 再インストールしようとしているが、365のインストール画面になり2019をインストールできない。

このような現象となる場合は、該当製品のインストールで、[その他のオプション]からオフライン インストーラーを入手して、インストーラーの 32ビット版の Setup32.exe、または64ビット版の Setup64.exe を実行で、インストールできることあるようなので、参考になればと思い記事にしました。

Office オフライン インストーラーを使用する

Microsoft Office は、サブスクリプションの Microsoft 365 製品、買い切りの永続版の Office 統合版や単体製品、PCにプレインストールの Office 製品や、個人向け、法人向けでプロダクトキーカード添付ありや、デジタルプロダクトキーとなってキーカード添付なしのなど他、初回や再インストール、複数台へのインストール手順も違っていたりと、初心者には複雑で理解が難しいこともあるような気がします。

インストールに関するサポート情報を見ると、殆どの製品がグローバルで多くの国で販売されているので、機械翻訳の精度が向上しているとはいえ、日本語化された情報では Microsoft が推奨している Microsoft 365 の表記の説明になっている情報に変わってきているようで、永続版の利用者が混乱する原因になっていることもあるかと思います。
※実際のインストールでは、Microsoft 365 と書かれていても、永続版の Office の時は永続版がインストールされます。

ユーザーが必ず行うインストール/再インストールに関するサポート情報は、日本で販売されている製品別にして、分り易い記述で提供して貰えると、誰もが混乱を招かないで問題解決につながると思うのですが・・・
プレインストール版は、多くの PCメーカーがサポート情報を提供していて分かり易いと思いますが、買い切りのパッケージ版/ダウンロード版も同様に明確になると、手順を誤ったりすることも少なくなるのではということです。

問題が発生してうまくいかないようなときは、使用環境や問題となっている状況が分かるように具体的にして、早めに Microsoft コミュニティや Microsoft のサポート窓口に問い合わせて、相談されることをお勧めします。

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テキストボックスのサイズを変えずに文字サイズを自動調整(拡大/縮小)は可能か? [Office全般]

Office の Excel や Word アプリで、挿入したテキストボックスのサイズを超える文字を入力した時に、テキストボックスのサイズを変えないで、テキストボックスの枠内に文字が収まるように、自動的に文字の縮小または拡大ができるかという内容です。
結論としては、Excelや Word では、自動で文字の縮小や拡大することはできないようです。

[ホーム]タブのフォントに [フォントサイズの拡大] と [フォントサイズの縮小] の機能がありますので、文字列を選択してこの指定を複数回指定することで、文字サイズを拡大/縮小することは可能です。
最後に記載していますが、Office の一部のエディションと単体版のPublisher (パブリッシャー) には、文字を枠内に収める機能があります。

テキストボックスの書式設定
テキストボックスを挿入すると、リボンに [図形の書式]タブが表示されます。
図形のスタイルの [図形の書式設定]ダイアログ、またはテキストボックスを右クリックして [図形の書式設定]を選択すると、図形の書式設定ウィンドウが表示され、図形のオプションまたは文字のオプションの [レイアウトとプロパティ] でテキストボックスを選択します。
テキストボックスに対しての文字配置、余白設定、文字の折り返しといった設定があります。

●テキストに合わせて図形のサイズを調整する
 文字に合わせてテキストボックスのサイズを調整する機能です。
 オンにすると文字に合わせてテキストボックスのサイズが変わります。
●図形内でテキストを折り返す
 文字が長い場合に、テキストボックス内で文字を折り返しする機能です。
●テキストを図形からはみ出して表示する・・・Excel にある設定で Word にはありません。
 Excelでは、図形内でテキストを折り返す設定と連動して文字を表示します。
 はみ出して表示するがオンの時に、折り返すがオンの時はテキストボックスから下にはみ出す文字、オフの時は右にはみ出す文字も表示されます。
 はみ出して表示するがオフの時は、テキストボックスに収まる文字だけが表示されます。
 Word では、文字を折り返して表示するか、テキストボックスサイズを変更しての表示になります。

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[図形の書式]タブのワードアートのスタイルにある [文字の効果]
一般的にはワードアートの影、反射、光彩、3-D回転、変形などに使用することが多いと思いますが、変形の形状の [四角] でテキストボックス内の文字サイズを変えることができます。
ただし、元の文字フォントの縦横比が変化した文字になってしまうので、限定された用途での使用となってくると思います。

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以下は、Excel および Word で試した内容です。

Excel の場合
以下の例のように、元のテキストボックスのサイズを変えずに、テキストボックスの枠内に文字を自動で収める機能はありません。

① 文字を折り返して下にはみ出して表示がオンまたはオフの場合に、ワードアートスタイルの[文字の効果]の変形で [四角]を指定した場合の例です。
 文字全体を選択して[四角]を指定した時は、テキストボックスに収まる形で文字が表示され、確定すると先頭行だけの表示となって文字も縦長になります。

②文字の折り返しなしで右にはみ出して表示の場合に、ワードアートスタイルの[文字の効果]の変形で [四角]を指定した場合の例で、文字が縦長になります。

③文字の折り返しなしで右にはみ出して表示の場合に、フォントの[文字サイズの縮小]を指定した例です。

④フォントの [文字サイズの縮小] を複数回指定した例です。
 文字をはみ出して表示するがオンまたはオフによって、表示される文字範囲が変わります。

⑤テキストに合わせて図形のサイズを調整をオンにした場合の例で、テキストボックスのサイズが変更されます。

⑥テキストを図形からはみ出して表示するの指定で、テキストボックスのサイズを変えても、文字はテキストボックスからはみ出して表示される例です。

⑦テキストを図形内で折り返す設定で、テキストを図形のサイズに合わせて調整するとして、テキストボックスのサイズを変えた時の例です。

⑧図形内で文字列を折り返す設定と、テキストに合わせて図形のサイズを調整するを指定した時の例で、テキストボックスのサイズが変更されます。

⑨図形内で文字列を折り返す設定と、テキストを図形からはみ出して表示するの設定とした時の例で、テキストボックスのサイズは変わりませんが、文字がテキストボックスからはみ出して表示されます。

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Wordの場合
Excel と同様に、テキストボックスのサイズを変えずに、テキストボックスの枠内に文字を自動変更して収める機能は無く、テキストボックス枠から文字をはみ出して表示する機能もありません。

①図形内でテキストを折り返すの設定で文字列を選択して、文字効果の変形の四角を指定した場合、および図形内でテキストを折り返すと、テキストに合わせて図形サイズを調整するの指定なしの1行の文字列を選択して、文字効果の変形の四角を指定して、テキストボックスのサイズを元の大きさに変更した場合の例です。

②テキストボックス枠内の文字をすべて選択して、フォントの [文字サイズの縮小]で文字を縮小した場合の例です。

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Excel および Word 以外
サブスクリプション版の Microsoft 365 と買い切りの永続版の Office Professional、ボリュームライセンス版の Office Professional Plus になど含まれている Publisher というソフトがあります。
単体版も販売されています。

Publisher の場合、テキストボックスの [テキストの自動調整] という機能があり、枠に合わせて自動調整するを指定すると、テキストボックス枠内の文字サイズが自動変更されて表示することが可能になっています。

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Microsoft Publisher | チラシ、名刺、はがきなどを作成できる DTP ソフトウェア

Publisher(パブリッシャー)の基本をご紹介します!これを見てPublisherのメリットを知ろう!|ドスパラ通販【公式】 (dospara.co.jp)

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Officeアプリのアカウントとバージョン情報について [Office全般]

Excel、PowerPoint、Word といった Office アプリで、ファイルのアカウントを選択すると、下図のような製品情報が表示されてきます。
Officeの製品名、Office 更新プログラム、バージョン情報、新機能(Microsoft 365のみ) の他、アカウントの管理、Officeのテーマ、ライセンス変更といった内容が表示されています。

Microsoft 365 サブスクリプションの場合
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サブスクリプションの Microsoft 365 には
 個人/家庭向け:Personal, Family
 一般法人向け: Business, Business Standard, Business Premium, Apps for Business
などがあります。

永続ライセンスの Office の場合
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サポート期間中の永続ライセンス製品は Office 2016, 2019, 2021 /【 LTSC 2021】です。
エディションは、Personal, Home & Business, Professional, 【Standard, Professional Plus】があります。
【】内は法人向けボリュームライセンス製品です。
永続版は発売時点から 10年 / 7年 / 5年といったサポート期限があります。

・更新オプション
 Office の機能、セキュリティ更新が通知されると背景が色付きで表示されます。
  今すぐ更新 ・・・ 手動で更新を適用し最新状態にします。(更新有効時は自動更新されます)
  更新を無効/有効にする ・・・ 自動更新をしない/するの無効にする/有効にするを指定します。
  更新プログラムの表示 ・・・ Webブラウザーで現在の更新のリリースノートを表示します。
  更新プログラムの表示 ・・・ なし (自動更新についてのコメントが表示されます)

・Wordのバージョン情報 (Excel、PowerPointなども同様です)
 アカウント画面には、Office の更新バージョンとインストール形式が表示されます。
  更新バージョン ・・・ 更新年月とビルド番号 YYMM (ビルド 16.0.xxxxx.xxxxx)
  インストール形式 ・・・ 形式によりインストール先が違っています。
   クイック実行:Microsoft Webサーバーからインストールのデスクトップ版を示します。
          Microsoft 365、別購入の永続版 Office はクイック実行になります。
   Microsoft Store:Microsoftストアからインストールのストアアプリ版を示します。
           ストアアプリ版は、PC搭載のプレインストール版に存在します。
  [Wordのバージョン情報] ・・・ Wordアプリごとのバージョン、32/64ビットの区別、ソフトウェア ライセンス条項が表示されます。

・新機能
 Microsoft 365 サブスクリプションのみに追加される新機能です。
 永続版の Office 2019、2021 は一部の新機能が追加されており、それ以外の機能追加はありません。

アカウント画面の [バージョン情報] の右に表示されるバージョン、ビルド番号は、形式は、Office の更新年月の特定や、以前の更新バージョンにロールバックしたい場合などに使用します。

Microsoft 365 Apps への更新のリリース情報
 Microsoft 365 Appsへの更新のリリース情報 - Office release notes | Microsoft Learn

 Microsoft 365、永続版のWindows および Macの更新バージョンの履歴を参照できます。
 日本語より英語情報へ反映されることが早いため、上記 URLの ja-jp を en-us に変更で英語情報を参照できます。

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Officeの更新で問題となった可能性が考えられる場合に、リリース情報から更新時期ごとのバージョンを参照して、以前の更新バージョンにロールバックして問題が再現するかで、更新による問題かどうか切り分けして、更新によるものかを判断したい場合などに使います。

以前の更新バージョンに戻す手順 (クイック実行版)
(1) 開いている Office アプリは、ファイルを保存して閉じておきます。
  Office の更新のリリース情報で、以前の更新バージョンのビルド番号をメモしておきます。

(2) 検索ボックスに cmd と入力して、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
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(3) ユーザーアカウント制御が表示されるので [はい] を指定します。
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(4) コマンドプロンプトに、以下のコマンドを入力して実行します。
  b) のコマンドで、メモした以前のバージョンのビルド番号を指定し、実行するとロールバックの更新が開始されます。

 a) cd %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
 b) officec2rclint.exe /update user updatetoversion=16.0.xxxxx.xxxxx

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(5) 指定したビルドのダウンロードが開始されます。
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(6) ダウンロードを完了すると更新が開始されます。
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(7) 適用の完了で、以前の更新バージョンに変わります。
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(8) Office アプリを起動して、ファイルのアカウントで更新バージョンを確認して、自動更新で最新に戻らないように、[更新オプション] で一時的に自動更新を無効に設定しておきます。
 更新バージョンで問題の有無を確認して、更に以前の更新バージョンに戻すか、最新のバージョンに更新して、更新の影響かどうか切り分けを行ってから、自動更新を有効に戻しておくようにします。

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Office アプリの起動時にスタート画面を表示・非表示にする設定 [Office全般]

Word、Excedl、PowerPoint などの Office アプリを起動したときに、新規テンプレートと最近使ったアイテムのスタート画面 (バックステージ ビュー) の表示と、新規作成の白紙文書の画面のどちらを表示するかを設定することができるようになっています。

Word 2021 を例に説明していますが、Excel、PowerPoint などの他のアプリにも同じ設定があります。

Word 2021 のスタート画面の表示例
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Word 2021 の新規作成文書の画面例
zu230609-2.png

Office アプリを起動したときに、「スタート画面を表示する/しない」の設定をする場所は、オプションの設定のアクセスビリティアプリケーションの表示設定があります。
ファイルタブのオプション (またはその他のオプション) からアクセシビリティを選択すると、アプリケーションの表示設定に「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」があります。

Publisher は、オプションの全般起動時の設定に、「Publisher の起動時に新規作成用のテンプレート ギャラリーを表示する」がこれに該当します。
チェックボックスにチェックを入れると、起動時にスタート画面が表示されるようになります。

起動時にスタート画面を表示しないで、新規の白紙画面表示にしているときは、ファイルタブの新規、または開くで新規のテンプレートまたは最近使ったアイテムを表示することができます。
新規作成が多いときは、スタート画面を表示しないで直接白紙画面を表示するようにしたほうが、一手間だけですが操作と余計な思考を減らすことができます。

Word 2021 のオプション-アクセスビリティ画面
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Office の搭載パソコン購入と譲渡について [Office全般]

しばらく前にも記事を書きましたが、Microsoft Office を搭載のPC購入や、以前の使用者からの譲渡による場合、基本的にPCに搭載されている Office は再利用できなくなっています。

Office 付きパソコンの譲渡と Office を再インストールする方法

2021年8月以降、新しい Office の認証方式が順次デジタル認証方式に変わって、このタイミングに合わせて譲渡サービスも廃止となったようで、Microsoft アカウントに紐づけされるタイプの製品から順次適用されているようです。

以下は Microsoft でサポート業務を行われている方のブログ記事からの引用ですが、Office 2013, 2016, Premium は従来通り譲渡手続き可能と書かれていますが、Office 2013 以前はサポート終了、Office 2016 以降はサポートの有償の譲渡サービスを終了、ライセンス認証方式の変更などにより、現在はすべての Office の譲渡はできなくなっています。

Microsoft Office の認証方式が変わりました。(2021年11月22日)

このため、個人ユーザー同士の譲渡、中古PC販売業者やフリーマーケット、オークションなどに出品されているPCに搭載されている Office は、元のユーザーの Microsoft アカウントにライセンスが紐づけされていた場合はアカウントの変更もできないため、元のユーザーのアカウントをそのまま使用する以外は、再インストール、ライセンス認証などができなくなります。

Microsoft アカウントには個人情報が含まれていますので、Microsoft アカウントごとの譲渡は現実的ではないと思いますので、結論としては新たに Office の購入が必要になります。

再購入の場合、Office 20xx 永続ライセンスはサポート期限 (発売後5年間) がありますので、時期が遅くなるほど、セキュリティ更新など問題なく使える期間が短くなってくるため、コストを含めて注意が必要です。
サブスクリプションの Microsoft 365 Personal は使用できるPC台数やアプリの種類と新機能が多く、大容量OneDrive、無料の問い合わせなどがあり、年単位での自動更新による2~3年の使用で、買い切りの永続版と同等のコストになるので、良く調べて購入されたほうが良いでしょう。

----------
Microsoft Office 搭載の中古PCを購入の場合は、以下のマイクロソフト認定再生 PC 事業者から、Office 搭載PCを購入するか、新規に Office 単体のパッケージ版またはサブスクリプション版を購入する必要があります。
新規購入は除いて、認定事業者以外からの中古PCを購入する時などは、Office は無いものとして購入が必要になってきます。

安心して利用できる再生 PC

上記で個人向け中古PCを扱っている (株)メディエーター(パソコン市場) ですが、Microsoft Office 搭載またはカスタマイズで追加の Office は、価格からみて量販店などで販売されているプレインストール版の Officeと同じになるようです。
(株)ユニットコム (パソコン工房) の場合は、Office は別売りになっています。

個人向けのPCに搭載の Office は、プロダクトキーカードあり/なし のいずれも、一部を除いて初回の設定で Microsoft アカウントを使用します。
上記の認定再生PCに付属の Office は、新規購入で譲渡ではないため正規のライセンスを取得して使用できますが、それ以外の業者、個人から購入の場合は、非正規品の Office である可能性が高いか、以前の使用者の Office を消去しないまま転売の可能性が高いので、無駄な出費にならないように注意したほうが良いでしょう。

Office を単独で購入する場合も、正規品を扱っている量販店、Microsoft のWebサイトなどの販売価格を参考にして、大きく違う場合は非正規品である可能性が高いので注意しましょう。
Office は一定期間ごとにライセンスがチェックされるので、非正規品はインストールやライセンス認証されずに使えなくなります。

Web サイトで良く見受ける Office Standard 20xx、Office Professional Plus 20xx は、法人専用のボリュームライセンスの製品で転売も禁止のため、Web 上での販売しているのはすべて非正規品です。
また、一般ユーザー向けの Office 製品も1台用で販売しているものがありますが、これもすべて非正規品です。
1台用は新規購入の PCに搭載の場合だけで、Office 単独で購入する正規のパッケージ版、ダウンロード版は 2台/1ユーザーです。

こういった Office 製品を販売している Web サイトからの購入は、ダウンロードが多いですが、PCの情報が盗まれたりするものが仕込まれている場合もあるので、正規の販売店で正規品を購入するようにしましょう。

非正規品の Office にご注意ください。

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Microsoft Office が 6月1日から価格改定 [Office全般]

すでに Web サイトには多数の情報が出ていますが、一般ユーザー向けの Office 製品が 6月1日から値上げとなるようですね。

コンシューマ向け Microsoft 365 および Office 製品の価格改定について

Office 2021 の発売時に、以前のバージョンより少し高くなっていましたが、サポート期間も以前と比べて半分の期間になっているので、買い替えが必要な期間が短くなるので、これも金額に現れない値上げといえるので、個人利用者にとっては出費が増えてきますね。

Office 2016 以前:メインストリームサポート 5年、延長サポート 5年の10年間
Office 2019 :メインストリームサポート 5年、延長サポート 2年の 7年間
Office 2021 :メインストリームサポート 5年のみ

上記は発売開始後の期間で、メインストリームサポートは機能修正とセキュリティ更新、延長サポートはセキュリティ更新の行われる期間です。

PC搭載のプレインストール版は、PC価格に含まれた価格になっていて、PC価格も変動するので正確なところは分かりません。
直販サイトなどで Office なしと Office 付きで見積もりして、値上げ前と比べると分るかもしれません。

--- 2023-05-25 追記 ---
既に Microsoft 365 サブスクリプションを利用している場合、5月中に駆け込みで購入・追加しても、残期間に追加されるのではなく、現在と値上げ後の価格差分だけ調整された期間になるようです。
Microsoft 365 Family、Microsoft 365 Personal、またはMicrosoft 365 Basicを切り替える

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Officeアプリで図形に影の設定がされない現象 [Office全般]

Word, Excel, PowerPoint など、Officeアプリの図(画像)や図形には影を設定する機能がありますが、影が設定されないという質問がありました。

下図は、図(画像)および図形に影を設定した例です。

 zu20230304-1.png
 図(画像)に透視投影の影、および図形に外側の影を設定した例

影の設定は、[図の形式]タブ、[図形の書式]タブにある [図の効果]、[図形の効果] で影を選択するか、図、図形のスタイルまたは図、図形を右クリックして、[図の書式設定]、[図形の書式設定]ウィンドウを表示して、効果の影で細かな設定することができます。

 zu20230304-2.png
 [図形の書式]タブの [図形の効果] で影の選択画面例


 zu20230304-3.png
 図形の書式設定の影の詳細設定例

影の設定は、外部、内部、透視投影といった種類があります。
図(画像)の影の設定は問題ないですが、図形に影の設定がされないときは、図形の塗りつぶしを行っているか確認して、図形を適当な色で塗りつぶししてみてください。

下図は図形の影設定を試した例ですが、図形の塗りつぶしなしのときは、影の設定がされないようです。
塗りつぶしなしで外側の影のときは非常に薄い色の影が付きます。(画像では殆どわかりませんが)
図形の書式設定で設定値を変えても、塗りつぶしありの図形の影のような変化は無く、影の状態も殆ど変わらないので、これは本来の影の設定の動作ではなく、不具合によるものと思います。
また、塗りつぶしなしの図形の時、内側の影は指定しても表示されません。
※本現象については、U.S のレドモンドの本社の開発部門にフィードバックしておきました。

 zu20230304-4.png
 図形の影の設定例

この結果から見ると、影の設定は、塗りつぶしされた図形に対して有効になっているようです。
図形に影を付けるために、前面に配置した図形に塗りつぶしの色を設定すると、背面側に文字列や他の図などがある場合は影部分を除いて隠れてしまうため、図の背景が見えるように透過して重ねることはできなくなります。
このため、配置するときのレイアウトを工夫する必要が出てきます。

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Windows 11 の Office アプリで背景色、文字の色設定が異常となる現象と原因 [Office全般]

Windows 11 で Word、Excel などの Office アプリを使用の時に、文字の色変更や背景の色などを、アプリのカラーパレットや塗りつぶしの色などで変更しようとしても、変更できない現象が発生するという情報を見かけました。

原因は Windows 11 の背景画面 (壁紙) の設定にあるようです。
当方で使用の Windows 11 / Office 2021 では、PCにある画像、Webからダウンロードした画像を背景にしても、同じ現象は再現されず、問題ありませんでした。

標準のテーマの背景を使用の場合は正常に色設定ができるようですが、個人でオリジナルの背景画像を用いたり、外部からダウンロードした画像を閉経に適用すると、Office アプリの色設定、変更が異常になることがあるようです。
特定のアプリで編集した jpeg画像のサイズが小さく、解像度が荒くなるという情報も見かけましたが、本現象との関連性は不明です。

Windows 画面の背景のカスタマイズを行っている場合は、標準の設定に戻して、正常な色となるかどうか切り分けを行ってみると良さそうです。

本質的には、Windows の背景の設定と Office アプリの色設定は独立であるべきですが、Office のテーマの色と Windows のテーマの色がどこかで関連しているもしれません。
この現象は、他のアプリでは発生しないようなので、Office アプリの色に影響されるのは Office の不具合(バグ)とも言えるので、フィードバックを送っておきました。

参照した情報
Microsoft[レジスタードトレードマーク] Word 2019 MSO (バージョン 2301 ビルド 16.0.16026.20196) 64 ビット で文字の色変えられず

WIndows11 最近Excelの「塗りつぶしなし」の部分が勝手に「明るい黄土色」になってしまいました


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Office のセットアップで「現在アカウントを設定できません」というエラーになる現象 [Office全般]

この一週間ほどの間ですが、Office を新規にセットアップ (インストール) しようとしたときに、「申し訳ございません。現在アカウントをセットアップできません 。後で同じプロダクト キーで再度お試しください。 再度問題が発生する場合は、サポートに問い合わせてください。」というエラーになって、Office を正常にインストールできない現象が発生する人を見かけるようになりました。

原因は不明ですが、Microsoft 側のサーバーで問題が出ているように思われます。
上記のエラーでセットアップに失敗した場合、続けてやり直しても同じエラーとなってしまうことが多いようなので、時間をおいてからやり直してみてください。

申し訳ございません。現在アカウントをセットアップできません 後で同じプロダクト キーで再度お試しください。 再度問題が発生する場合は、サポートに問い合わせてください。

Officeのセットアップ・・プロダクトキーを入力し手順に従って操作しましたが(現在アカウントをセットアップ出来ませ)の表示が出る

時間をおいても変わらない場合は、営業時間内にサポート窓口の「インストール」サポートに、チャットまたは電話で問い合わせを行ったほうが良いでしょう。
電話はコールバックになっていますので、予約した番号に電話が来ます。

永続版の Office は、購入後に初回のインストールのサポートと60日間は無償ですが、Microsoft 365 Personal/Familoy の場合は、いつでも無償サポートになる特典が付いています。
営業時間は、平日 9:00~17:30 土日 10:00~17:30 祝祭日と年末年始などは休みとなっています。

マイクロソフト サポートの利用方法 (ホームユーザー向け)

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Microsoft 365 Personal と Microsoft 365 Family を購入するときの注意点 [Office全般]

サブスクリプションの Office として、個人向けの Microsoft 365 Personal と、家庭向けで複数ユーザーが使用できる Microsoft 365 Family があります。
家族で複数のユーザーが Office を使用したい場合など、購入価格の面で Microsoft Family が安価で済みます。
両方の製品を購入・インストールして使う場合には注意点があります。

Microsoft 365 Personal ・・・ 個人ユーザー向けで、所有者が最大5台まで使用できます。
             家族を含めて、使用者ごとにライセンス購入が必要です。
Microsoft 365 Family ・・・ 家族、同居人など最大6人まで使用できます。

どちらも、使用ユーザーごとに 1TBの OneDrive、60分の Skype 通話、無償サポートは同じで、ファミリー セーフティ機能は引き継がれます。
日本で使用の場合は商用ライセンスが付いていますので、仕事目的などにも使用できます。

Microsoft 365 サブスクリプション ー 家庭向け/個人向けプラン

同一のPCで使用できる Microsoft 365 製品は一種類だけになります。
上記サブスクリプションの Office を購入して使用する場合、両方を同じ Microsoft アカウントでライセンス登録すると、後から登録した製品のライセンスに更新されて、使用期間が延長されることになります。

Microsoft 365 Family を使用していて、Microsoft 365 Personal を追加の場合
 → Microsoft 365 Personal に置き換えされて、残期間の使用期間が延長になります。
Microsoft 365 Personal を使用していて、Microsoft 365 Family を追加の場合
 → Microsoft 365 Family に置き換えされて、残期間の使用期間が延長になります。

元のライセンスが置き換えされてしまった後の対応
使用目的にあったライセンスの Microsoft 365 を1か月契約で追加購入して、目的の製品のライセンスに再引き換えすることで、元の製品に置き換わって、期間延長だけされて使えるということになってきます。
実質的に見ると、使用可能人数以外の部分は同じなので、Microsoft 365 Personal から Family への変更はメリットが大きいですが、Family から Personal への変更は、購入価格差以外は同居家族6人までの使用ができなくなるので、個人に限定した使用以外はメリットが無いことになってきます。

Personal と Family 両方の製品を使用したい場合は、複数台のPCを使用して、それぞれ別の Microsoft アカウントで購入・登録を行って使い分けが必要になってきます。

Microsoft 365 Family または Microsoft 365 Personal に切り替える

新しいPCを買ったら microsoft365family が personal にダウングレード

--- 2023-05-25 追加 ---
Microsoft 365 サブスクリプションを既に利用していて、駆け込みで Personal ←→ Family の切り替えをすると、単純に残期間に継続購入分の期間が追加ではなく、既に 6月から改定される値上げ分が調整された期間だけ短くなるようです。

Microsoft 365 Family、Microsoft 365 Personal、またはMicrosoft 365 Basicを切り替える

Microsoft Office が 6月1日から価格改定
コンシューマ向け Microsoft 365 および Office 製品の価格改定について

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図形の塗りつぶし(グラデーションの応用) [Office全般]

Word など Office アプリの図形の塗りつぶしにグラデーションがあります。
グラデーションは、一つの図形を複数の色で塗りつぶしする機能で、一般的には塗りつぶしの境界の色が徐々に変化する形での事例紹介が多いようですが、グラデーションは指定色だけで色分けして塗りつぶしすることも可能です。

一つの図形の塗りつぶしで、グラデーションにより複数の色で図形を塗りつぶしする場合は、図形の書式設定で塗りつぶし(グラデーション)を選択して、塗りつぶしする色の境界にグラデーションの分岐点ハンドルを追加して色を設定します。

一般的には、分岐点ハンドルが重なっていない事例で紹介されている例が多く、この場合は色が色が徐々に変化するグラデーションになります。
分岐点ハンドルはドラッグで移動でき、それぞれの分岐点ハンドルに設定した 2つの色の分岐点を重ねると、塗りつぶしの色が徐々に変化しないで、重ねたハンドルの色に変わるようになります。

以下の例は、線形で90度方向に設定したグラデーションを例にしています。

塗りつぶし(グラデーション)の一例(円図形のグラデーション)
 zu220917-1.png

塗りつぶしの色の図形の書式設定内容
色の境界が徐々に変化する場合(左側の円)と、単純に色が分かれる場合(右側の円)の違いを示します。
それぞれの図形の書式設定のグラデーションの分岐点は、下図のようになります。
左は色ごとに分岐点を追加した場合で、分岐点の重なりのない状態です。
右は内側にある赤と青の分岐点を、ドラッグして同じ位置に重ねています。
※分岐点は両端と中央の分岐点の 3個に見えますが、内側の赤と青の2つの分岐点を重ねています。
 赤の背面に青の重なった分岐点は、ドラッグした分岐点が前面に表示されます。

  zu220917-2.png

塗りつぶし(グラデーション)の一例(長方形図形のグラデーション)
 zu220917-3.png

塗りつぶしの色の図形の書式設定内容
色の境界が徐々に変化する場合(左)と、単純に色が分かれる場合(右)の違いを示します。
それぞれの図形の書式設定のグラデーションの分岐点は、下図のようになります。
左は色ごとに分岐点を追加した場合で、分岐点の重なりのない状態です。
右は内側にある2色の分岐点を、ドラッグして重ねた場合の例です。
※両端の分岐点と内側の 3個の分岐点に見えますが、内側の分岐点は赤の背面に黄色、黄色の背面に緑、青の背面に緑が重なった 6個の分岐点になっています。
 重なっている分岐点は、ドラッグした色の分岐点が前面に表示されます。

 zu220917-4.png

上記のように、塗りつぶしのグラデ―ジョンは分岐点の設定によって、複数の単純な色分けにすることもできますので、機会がある時は活用してください。

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「この操作は現在インストールされている製品に対してのみ有効です」とエラー表示されて、Officeファイルを開けない時の対処方法 [Office全般]

Microsoft Office がインストールされており、ファイルのアイコンも正常表示の状態で、ファイルをダブルクリックして開こうとしたときに、「この操作は現在インストールされている製品に対してのみ有効です」と表示され、ファイルを開くことができない現象が発生した場合の対処方法です。

 zu220908-1.png
 Excelファイルをダブルクリックして開こうとしたときの発生例

現象が発生する場合の原因として
 ●Office アプリのバッティング (複数バージョンの Office が存在している)
 ●アップグレード、再インストールをする前のアンインストールが不完全
 ●Office の以前のライセンス情報が残っている
などにより、上記エラーとなることがあるようです。

■Office アプリのバッティング (複数バージョンの Office が存在している)
複数のバージョンの Officeがインストールされている場合に、ファイルを開こうとすると前述のエラーが表示されて、Office アプリが起動できない現象が発生することがあるようです。

例えば、Office 2010 などの古いバージョンをアンインストールしないままで、新しい Office 2019 などをインストールすると、複数バージョンのOfficeがインストールされた状態になります。
スタート > 設定 > アプリ > アプリと機能、およびコントロールパネル > プログラム > プログラムと機能で、インストールされている Office プログラムが複数存在していないかを確認してください。

ファイルを右クリックしてプログラムから開くで、複数バージョンのアプリケーションが表示される場合もあります。(下図は Excelの例)

 zu220908-2.png

DVDイメージで WindowsインストーラーによるMSIインストールの Office 2010などを残したまま、インターネット接続でクイック実行によりインストールされる新しいバージョンのOfficeは共存可能ですが、推奨されていないためサポート対象外になります。
共存インストールしている場合は、Officeプログラムの関連付けの設定ができなくなります。
使用環境によっては、Officeが正常に動作しない現象となることがあるようです。

複数のバージョンがある場合は、古いバージョンの Officeをアンインストールして、新しいバージョンだけにしてから、アプリと機能で Officeを選択して、[変更] > クイック修復を実行して、新しいバージョンの Officeにファイルの関連付けを行うことで、前述のエラーが解消されてファイルから起動できるようになります。
※クイック修復はクイック実行のデスクトップアプリ版(Microsoft 365、Office 20xx)の場合で、ストアアプリ版の場合は、アプリと機能にはMicrosoft Office Desktop Appsという名前のプログラムで、[変更]と[リセット]になっています。

(1) Officeの[変更] → [修復] → [クイック修復]を選択
 zu220908-3.png

(2) デバイスの変更で [はい] を選択
 zu220908-4.png

(3) [修復]でクイック修復の開始
 zu220908-5.png

(4) 修復を実行
 zu220908-6.png

(5) 修復の完了
 zu220908-7.png

<備考>
一般ユーザー向けのバージョン 2013 以降の Office、サブスクリプションのMicrosoft 365製品は、クイック実行形式によるインストールになっているため、同一のPCに複数のバージョンをインストールすることができません。
Office 2016以降の場合、プレインストール製品はストアアプリ版、それ以外はデスクトップアプリ版がインストールされます。
Office 2010以前や、法人向けボリュームライセンスのOffice 2016 以前のバージョンなどは、MSI 形式のインストールとなっているため、複数のバージョンをインストールできる組み合わせがあります。

■アップグレード、再インストール前のアンインストールが不完全
クイック実行の Office で、アップグレードや再インストールを行って発生する場合は、直前に行ったアンインストールが不完全なために発生することがあるようです。
アプリと機能、コントロールパネルから Office をアンインストールした場合は、レジストリやコンポーネントの一部が残ってしまうため、これが原因と思われる場合は、アンインストールサポートツールを使用して Officeを完全に削除してから再インストールなどを行ってみると良いと思います。

PC から Office をアンインストールする (microsoft.com)

■Office の以前のライセンス情報が残っている
クイック実行インストールのOfficeは、同一のPCには一つしかインストールできないのですが、Office アプリケーションに複数の製品が表示されたり、Officeのライセンス情報が残っているためにエラーとなる場合もあるようです。
複数の製品情報が残っているような場合は、不要なバージョンの情報を削除すると正常動作になるようです。

バックステージビューに異なる Office の製品名が 2 つ表示される

不要なライセンス情報の削除で解消できない場合は、アンインストール サポートツールでOfficeを完全に削除して、必要な Officeを再インストールで正常な状態に戻すことができます。
※ツールの実行は数時間かかるようです。

PC から Office をアンインストールする


関連情報のリンク
正しい Office プログラムで Office ファイルをダブルクリックしても開かない (microsoft.com)

この操作は現在インストールされている製品に対してのみ有効です」と表示され Excel 2016 – マイクロソフト コミュニティ

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複数の Office を登録するときの Microsoft アカウント [Office全般]

複数の Microsoft Office を購入して、複数のPCで使用するときに、初回の登録設定で使用する Microsoft アカウントについて注意すべき点を取り上げます。

法人向けプレインストール版の Office、およびボリュームライセンス版の Office 以外は、購入した後にインターネットに接続して、プロダクトキーと Microsoft アカウントを使用して初回の登録設定が必要となっています。
注)新規購入した PC にプレインストールの Office で、プロダクトキーが付いていない場合は、デジタルプロダクトキーとなっています。

プレインストール版の Office の場合は、スタートメニューのアプリから、Excel、Word などを選択して、プロダクトキーの入力と、Microsoft アカウントでサインインして設定を行います。
デジタルプロダクトキーの Office は、この方法で設定するようになっています。

プロダクトキーカードのある Microsoft 365サブスクリプションや、買い切りの Office や、プレインストールの Office の場合は、下記にサインインしてプロダクトキーを入力して設定を行います。
初回設定が終了すると、ライセンス認証されて使用可能になります。

 Office または Microsoft 365 のセットアップ (https://setup.office.com)

 zu220901-1.png


Office 製品の初回の登録には Microsoft アカウントが必須となっていますが、初回の登録で使用したアカウントは後から変更することができないため、注意すべき重要な点があります。

Microsoft アカウントと Office のライセンス
プロダクトキーは初回の設定を行うときに一度使用するだけで、登録後は無効(使用済み)になります。
登録された製品のライセンスは、サービスとサブスクリプションに表示される製品に紐づけされているので、登録後は Microsoft アカウントを使用することになります。
このため、使用した Microsoft アカウントを忘れてしまうと何もできなくなります。
※アカウントは個人管理で、サポートに問い合わせても教えてもらうことができません。

・Microsoft 365 サブスクリプションの場合
 家電量販店などでPOSAカードの Microsoft 365 Personal を購入して登録する場合、同じ Microsoft アカウントを使用することで、使用している製品の使用期限が延長されることになります。
 使用期限はサービスとサブスクリプションの管理で、自動継続することができるようになっています。
 Microsoft 365 はユーザー単位のライセンスとなっていますので、別のユーザーが使用するには、必然的に別の Microsoft アカウントで登録が必要になってきます。

・永続ライセンス製品 (パッケージ版、プレインストール版) の場合
 現在使用している永続版の Office がある場合、再インストールは、Microsoft アカウントでサービスとサブスクリプションにサインインして、インストールを行うようになっていますので、状況によって注意が必要になります。
 クイック実行のデスクトップ版は、管理者アカウントとローカルアカウントで使用可能ですが、プレインストール版のストアアプリ版を使用のときは、ユーザーアカウントごとにインストールが必要になっています。

 同じ Microsoft アカウントを使用しても問題ない場合
 一つの Microsoft アカウントには、最大25個まで Office を登録できる仕様になっています。
 Office のバージョン、またはエディションが異なる場合は、同じアカウントで複数登録しても問題なく、同じアカウントとしたほうがアカウントの管理が楽になります。
 ※バージョン:2016、2019、2021 などのことです。
 ※エディション:Personal、Home & Business、Professional などのことです。

 同じ Microsoft アカウントを使用すると問題になる場合
 Office のバージョン、エディションが同じ製品を、同じ日に同じアカウントで複数登録すると、どの製品をどのPCにインストールしたか分からなくなります。
 サービスとサブスクリプションに表示されるのは、製品ごとの日付だけとなっているため、再インストールするときに、同じ製品を同一日に登録した場合は識別ができなくなるためで、既定で使用できるライセンスの超過や既定で使用可能な台数の超過といったエラーになります。
 インストールしたPCの履歴をクリアする手段が無いため、すべての Office をアンインストールして、再インストールをやり直ししても解消できません。
 このようにならないためには、製品ごとに別の Microsoft アカウントを使用して初回の設定を行うしか回避する方法がありません。(同じ製品のときは1製品/1アカウントにする)

Office を登録したサービスとサブスクリプションの表示例
  (https://account.microsoft.com/services)

下図例では Microsoft 365 Personal、Office Home & Business 2021、Office Home & Business 2019 の3製品が同じアカウントに登録してあります。
Office のバージョンが異なるため、同じアカウントで登録しても問題はありません。

zu220901-2.png

同じバージョンで同じエディションの Office を、同じアカウントで同じ日に複数登録した場合、表示される順序もランダムに変わるようなので、どちらをどのPCにインストールしたか分からなくなります。

Office 2016 以前の場合はプロダクトキーも表示することができるので、コマンドでPCのプロダクトキーと照合すれば確認可能ですが、Office 2019 以降ではプロダクトキーは表示されなくなったため確認する方法がありません。
登録、インストール後の無用なトラブルを避けるためには、同じOffice 製品を複数登録して使用する場合は、 面倒でも別の Microsoft アカウントに分けて登録し、使用すべきです。

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Windows 8.1 および Office 2013 のサポートが終了になります [Office全般]

使用されている人も少なくなってきていると思いますが、来年早々に Windows 8.1 および Office 2013 のサポートが終了になります。

Windows 8.1 2023年 1月10日終了
Office 2013   2023年 4月11日終了

Windows 8.1サポートは 2023 年 1 月 10 日に終了します
Office 2013 のサポート終了

サポートが終了すると、セキュリティ更新プログラムの提供も終了するので危険な状態になります。
操作の慣れ、データ移行などを考慮して、早めに検討されたほうが良いと思います。

現在販売されている Office は、サブスクリプションの Microsoft 365、および 永続版の Office 2021 ですが、これらは Windows 10 または Windows 11 で動作します。

Microsoft 365 Personal ・・・ 個人向け製品で、所有ユーザーは 5台まで同時使用可能
Microsoft 365 Family ・・・ 家庭向けの製品で、6人までのユーザーが使用可能
Office 2021 ・・・ プレインストール版は付属PCのみ、POSAパッケージ版は2台のPCで使用可能

Microsoft 365 製品は年単位で継続更新が基本で、常に最新の機能が使用でき、サポートも無償となっています。
Office 2021 のサポート期間は発売後 5年間と短くなっており、2026年10月13日までとなっています。
Windows 10 のサポート期限は、2026年10月14日となっています。

更新を検討される場合は、
・使用する期間と各製品の価格差
 Microsoft 365 は年単位で継続更新、永続版は買い切りでサポート期限あり
・使用可能な機能
 Microsoft 365 は新機能追加あり、永続版は機能追加はなし
・クラウドサービスで使用できる OneDrive の容量
 Microsoft 365 は 1TB、永続版は無償の 5GB
・テクニカルサポートの無償/有償の違い
 Microsoft 365 は無償、永続版は60日間は無償で以降は有償
・製品のサポート期限
 Microsoft 365 は常に最新版に更新、永続版 Office 2021 は発売日から5年間
などを比較検討されたほうが良いでしょう。

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複数バージョンの Office を混在インストール可能かどうか判断する方法 [Office全般]

Microsoft Office の統合版、単体版、Access Runtime の追加など、複数バージョンを混在してインストールしたい場合の可否、注意点などについて紹介します。

Microsoft Office は、Microsoft 365 サブスクリプション版、Office 2021, 2019, 2016, Premium, 2013 といった永続ライセンス版が多数あります。
例えば、永続ライセンス版の Personal、Home & Business といったエディションを使用の場合に、後から Access、PowerPoint、Visio といった単体アプリや、Access Runtime の追加をしたい場合があると思います。

永続ライセンスの Office 製品はサポート期限があり、2~3年ごとに新しいバージョンが発売されると、旧バージョンの販売が廃止されるため、追加したい場合は複数バージョンの Office が混在することになることが多いと思います。

最近の Office 製品は、基本的に異なるバージョンの Office を、同じ PC にインストールすることができなくなってきています。
同一のバージョンでも、インストールや更新チャネルの組み合わせによってできない場合があります。

単体パッケージを含めて、複数の Office 製品を、同じ PC にインストール可能かどうかは、インストール形式、更新方法、ビット数、(内部的な) バージョンなどによって可能となる場合があります。
以下の情報である程度判断することができますので、参考になれば幸いです。

◆2つの製品のバージョンが同じでも、使用しているインストール テクノロジが異なる場合は、一緒にインストールできません。
 例) クイック実行と Microsoft Store 版の組み合わせなど
◆異なるバージョンで、同じクイック実行のインストール テクノロジを使用のときは、重複するアプリを含む製品は一緒にインストールできません。
 例) Office に含まれている単体アプリを追加のような場合
◆Office のバージョンの違いに関係なく、更新チャネルが異なる製品は一緒にインストールできません。
 例) ボリュームライセンスの Office と、一般に市販の Office、単体アプリの組み合わせなど
◆インストールする製品は、32 ビット版または 64 ビット版のいずれかに統一が必要です。
 例) 32ビット版 Office の環境に、64ビット版の単体アプリを追加インストールといったことは不可です。

インストール テクノロジとは
 ・クイック実行 ・・・ Microsoft 365 サブスクリプション
           買い切り (POSAカード/ダウンロード) の永続版 Office または単体版
           ボリュームライセンスの Office 2019, LTSC 2021
           プレインストール版の Office 2013、Office Premium
 ・Microsoft ストア ・・・ プレインストール版の Office 2016, 2019, 2021
 ・Windows インストーラー (MSI) ・・・ Office 2010以前のバージョン
                   (※サポート終了により新規ダウンロードは不可)
                   ボリュームライセンスの Office 2013, 2016
のことです。

ここでいうバージョンは、2016, 2019, 2021 などではなく、Office アプリの [xxxxx のバージョン情報] ボタンのクリックで表示される 16.0, 15.0 といった内部的なバージョンを言います。
※ Office 2016 以降はすべて 16.0 になっています。
プレインストールのストアアプリ版の Office は、クイック実行のデスクトップアプリに変更することができます。


同一コンピューター上に異なるバージョンの Office、Project、Visio をインストールするためのサポート対象シナリオ
異なるバージョンの Office を同じ PC にインストールして使う

・一方がMSIインストール (2016以前のボリュームライセンス) のときは可能。
・クイック実行では、統合版に含まれていない同一バージョンの単体アプリの追加は可能で、バージョンが異なる場合は一方が削除されます。
 (例) Office 2013 Personal (Ver 15.0) に PowerPoint 2019 (Ver 16.0) を追加は不可 (一方が削除される)
   Office 2019 Personal (Ver 16.0) にPowerPoint 2021 (Ver 16.0) を追加は可能
・ストアアプリ版の Office に含まれていない単体アプリ (クイック実行) を追加インストールは不可で、ストアアプリ版の Office は削除され、単体アプリだけになります。
 ストアアプリ版の Office を再インストールしてデスクトップ版に変更することで、単体アプリが追加可能になります。
 購入PCに Office が搭載されている場合は確認が必要です。

同じ PC にインストールできる Office 製品について
同一コンピューターでクイック実行および Window インストーラーを使ってインストールされた Office はサポートされない
64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する
Office をインストールする場合のトラブルシューティング


更新チャネルについて
Office 製品          種類               更新時期/セキュリティ更新
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     
法人向け Microsoft 365 Apps 最新チャネル (Current)       月1回および随時
               月次チャネル (MonthlyEnterprise) 月1回
               半期チャネル (SemiAnnual)     年2回
     永続版 Office     下記情報の LTSC 2021, 2019 の更新チャネルを参照
家庭向け Microsoft 365    最新チャネルまたは Insiderプログラム 月1回および随時
     (Personal, Family)  
     永続版 Office     なし(最新と同じ)          月1回および随時

※月1回の定期的なセキュリティ更新などは、毎月の第2火曜日に配信されます。

Microsoft 365 Apps の更新チャネルの概要
Office LTSC 2021 の更新
Office 2019 の更新チャネル (IT 担当者向け)

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