2月定例の Windows Update による Word 2013 のトラブル

2月10日の定例の Windows Update に含まれている Office 2013 の更新プログラム KB3114717 の適用で、Word 2013 においてキー入力ができなくなる現象が発生しているようです。
OS が Windows 7 の場合に起こるようですが、コミュニティの投稿を見ると、Windows 8.1 でも発生しているようです。

2月10日のウインドウズアップデート後にword2013　で入力するとフリーズする

ただ、私の手元にある Windows 7 では、KB3114717 を適用後でも、このトラブルは発生していません。
Office 2013 のエディションが、一般ユーザー向けの C2R方式によるインストール製品とは違って、 Professional Plus というディスクイメージの MSIインストールのものであることと、Office 2007/2010/2016 など複数のバージョンも共存しているので、これにより違いが出るのかどうか理由はわかっていません。

いずれにしても、2月10日以降 Word 2013 でキー入力動作に異常が見られるような場合は、KB3114717 の適用状態の確認と、存在する場合はアンインストールして Word の動作を確認してみるのが良さそうです。

<2016-02-17 追記>
上記 KB3114717 の影響は Word だけでなく、Excel にも影響しているようです。
尚、Windows Update による更新プログラムは MSI インストール版の場合で、C2R方式の場合にはオプションのセキュリティセンターの設定にもよりますが、自動更新で適用するように設定している場合は上記のKBが更新履歴には存在していないと思います。

<2016-02-26 追記>
2月の更新に含まれている KB3115858 も Word の文字入力に関連する問題があったようです。
前述の KB3114717 が見当たらない場合、こちらも確認されるのが良いと思います。

関連情報
・office2013_word 入力中に動作が固まる
・Word2013の文字入力に異常な時間がかかる