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Microsoft Office の購入比較(購入時期によるコストとライセンスの比較) [Office全般]

Microsoft Office は大別して、個人/家庭向けと法人向けに、サブスクリプションの Microsoft 365 製品と買い切りの Office 2021、2019 といった永続ライセンスの製品があります。
個人/家庭向けの Officeは、マイクロソフト ストア、大手家電量販店などからPOSAカード版、またはダウンロード版の購入や、家電量販店、PCメーカー直販などでプレインストールされた Officeを購入できます。
法人向けの Office は、法人向けPCのプレインストール版、マイクロソフト ストアや認定されたパートナー企業から、サブスクリプションまたは買い切りの永続ライセンス版、ボリュームライセンスの Office 製品を購入できます。

Office を購入して使用するにはインターネット接続環境が必須で、長期のオフライン使用はできません。
オンラインで使用するとライセンスの再認証を行うよう要求されることがあります。
オフラインで長期間使用できる製品は、法人向けボリュームライセンスの Office LTSC 2021 だけとなっています。
一般法人で、個人/家庭向けの Office を購入して使用することは可能ですが、Microsoft アカウントが必要なため退職などで問題になるケースも見受けます。IT管理者が管理可能な法人向け製品の購入を推奨します。
ここでは、個人/家庭向けの Office の購入コスト、ライセンスについて扱いますので、法人向けは取り扱っている販売店に問い合わせてください。

個人/家庭向けの製品は、初回の使用時に Microsoftアカウントにライセンスが紐づけされるので、このアカウントが非常に重要になります。
アカウントを失念すると認証、再インストールができなくなり、最悪買い直しが必要になってきます。
別のアカウントや誤ったアカウントに紐づけした場合も、アカウントの変更はできないため注意が必要です。

個人向けとして販売されている Office 製品は、下表のようにサブスクリプションと永続ライセンスの Officeがあり、永続ライセンスの Officeは、買い切りで購入の2台まで使用できるパッケージ版/ダウンロード版と、購入PCに搭載のプレインストール版があります。
PCメーカー直販のカスタマイズで追加した Office は、購入したPCだけで使えるプレインストール版になります。

使用するPC台数、機能、サポート期限などに違いがあり、PCの購入、買い替え、追加購入などで Officeが必要な場合は、それぞれの違いを比べて購入したほうが、コスト的に得になることがあります。
アマゾンで販売の Microsoft 365 サブスクリプションは、毎年時期によって11~14%安く購入できるキャンペーンを行っていることがありますので、こういった機会を利用すれば更に安く購入することが可能になってきます。

個人/家庭向けの製品
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*サブスクリプション版:
 基本的に年単位で購入契約して、クレジットカードで支払う製品です。
 家電量販店などでPOSAカードを購入して使用も可能です。
 インストール台数の制限はなく、アクティブ化により5台まで同時使用可能です。
*プレインストール版:
 搭載されている Office は、販売店により表の( )内の価格を含む価格で販売されています。
 PCの一部という扱いで搭載PCのみで使用でき、他のPCでは使うことができません。
*パッケージ版/ダウンロード版:
 別途販売されている製品で、同一ユーザーが2台まで使えるライセンスです。
 PCの買い替えなどを行っても、2台以内であれば移行することも可能です。
 複数人での使用、2台以上で使用するときは、必要数だけライセンスの購入が必要になります。

Office の購入コストは、使用するPC台数と Office のタイプによって大きく変わってきます。
永続版 Officeは発売直後の購入であれば最長5年のサポートになりますが、PCの買い替え、追加を予定の場合は、プレインストール版よりパッケージ版/ダウンロード版のほうが得で、3台以上使用する場合やサポート期限が近い場合には、サブスクリプション版が購入コストを抑えるには有利と言えます。
*Office 2019以前は5年間のメインストリームサポートと、2年/5年間の延長サポート期間がありましたが、Office 2021はメインストリームサポートだけになっています。
 メインストリームサポート:機能修正およびセキュリティ更新、テクニカルサポート
 延長サポート:セキュリティ更新のみ
*サブスクリプションのみ使用できる新機能、クラウドファイルの容量、無償サポートなどの違いは除外しています。

Office搭載のプレインストールPC 2台を購入の場合は、別売りのパッケージ版/ダウンロード版を購入したほうが安く付きます。2台まで使用でき、かつ他のPCに移行も可能で、Office なしのPCにすれば上位性能のPCを購入も可能になります。

永続版を複数のユーザーまたは2台以上のPCで使用する場合は複数ライセンスの購入が必要です。
サポート期限の残り期間が短くなった時期の購入は、すぐに買い直しが必要になるため、サブスクリプション版を購入したほうが、同じ費用で3~4年使えるので購入コストを抑えることに繋がります。

例えば、同一のユーザーがPCの買い替え、追加購入などで、Office がプレインストールされたPCを2台購入すると、販売数の多い Personal や Home & Business でもOffice分は 44,000~60,000円になります。
この場合は 2台まで使用できるパッケージ版を購入したほうが、37,700~44,000円と安く済むことになり、サポート期限によってはサブスクリプション版のほうが有利になってきます。

使用ユーザーにより使用目的、使用台数、購入時期なども変わってきますので、各製品の違いを比較検討してから購入されるのが良いと思います。

<参考情報>
一般的な Office 製品の種類、特長、価格を参照できます。
個人/家庭向けのプランと価格
一般法人向けのプランと価格

永続ライセンスの Office 永久に使えるということでは無くサポート期限があり、サポート終了はリスクが高くなるので買い替えが必要になってきます。
ご存じですか? Office にはサポート期限があります


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