SSブログ

Word の更新プログラムに不具合が発生 [Word]

Microsoft 365 サブスクリプション版の Word 365、永続ライセンス版の Office の Word 2021、2019 などの最新バージョンは、バージョン 2208 (ビルド 15601.20088) に更新されていますが、それ以前のたバージョン 2207 も含めて、8月に配信された更新バージョンを適用した環境では、以下の問題が発生します。

図形の文字列の折り返しを「四角」で挿入した時、正常な時は文書の文字列が図形の片側、または両側に回り込んで、文字列が図形と重なって見えなくなることはありません。

上記の更新バージョンを適用すると、文字列の折り返しを「四角」で図形を配置すると、文書の文字列の折り返しに不具合が生じて、図形の下に文字列の一部が隠れて見えなくなったり、図形の右側に回り込みしなくなる現象が発生します。

暫定の対処法としては、Office の更新バージョンを 7月18日に配信の、バージョン 2207 (ビルド 15330.20264) にロールバックして戻すと、文字列の折り返しを「四角」にした図形に対して、文字列の回り込みが正常な動作になります。

※戻した後は、ファイル > アカウントの [更新オプション] で、「自動更新を無効にする」の状態にしておきます。
 自動更新が有効な状態のままでは、また最新の状態に更新されてしまい、不具合が生じてしまいます。

Office の更新履歴で新しい更新が出た場合などに、不具合の修正状況をチェックして、修正されているようであれば自動更新を有効に戻して、最新バージョンを適用すると良いと思います。

Microsoft 365 Apps の更新履歴 (日付別の一覧)
※上記ページの左ペインで、永続版の Office 20xx の更新履歴を選択して参照もできます。


更新のロールバックをしないで最新バージョンで使用の場合は、図形の文字列の折り返しを「四角」以外にして、作成、編集すれば問題はないと思います。
ただし、作成済みの文書ドキュメントは、場合によっては編集が必要になると思います。

<関連の情報>
wordで図形を配置したときのタブの挙動

上記の情報では、タブ(Tab) キーで文字列を移動したときの不具合として質問されていますが、文字列の折り返しを「四角」で配置した図形を、文書の内側方向へドラッグして移動した場合も、不具合が起こります。

上記の機能を使用してお困りの方は、ファイル > フィードバック > 問題点の報告から、不具合内容のフィードバックを行われたほうが良いと思います。
フィードバック数が多いと、修正が早まることがあるためです。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。